雨上がりの駐車場や校庭の隅っこにある黒いぶよぶよの正体が、ビニール袋ではなく、ラン藻類のイシクラゲと教わり、しかも食べられることも分かった先日の取材。長年の疑問が解けてすっきりした一方、記事への反応を見ていると、あのぶよぶよを食べたことがあるというユーザーが少なくないことに驚きました。おひたし、炒めもの、それともサラダ。食の面からイシクラゲの可能性を追究する研究者に会いに行きました。
龍谷大学瀬田キャンパス(大津市)。農学部資源生物科学科講師の玉井鉄宗講師(植物栄養学)の研究室の前には研究テーマが張り出されています。そのひとつに、伊吹山地の姉川流域でかつて食習慣のあったイシクラゲ、通称姉川クラゲの復活があります。
玉井講師によると、イシクラゲをめぐるこれまでの研究では抗ウイルス、抗菌、抗酸化、抗炎症、抗ガン作用などの特性があり、動物実験では血中コレステロールの上昇抑制が確認されているそうです。栽培には肥料要らずで労力もあまりかかりません。農業従事者が減り耕作放棄地が増えた地域で、安全かつ安定した人工的栽培が可能になれば、収益性の高い農作物としての期待も大。まさにスーパーフードです。
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