アルバム総売り上げ数は1億枚以上。グラミー賞17回受賞のロック界のカリスマ・スティングさん(73)が日本にやって来た。2年半ぶりとなる日本公演は5都市6公演。番組コメンテーターのデーブ・スペクターさんが、ライブ本番前の貴重な時間をもらって話を聞いた。
スティングさん
「お会いできてうれしいです」
(中略)
スティングさん
「私は今を生きようとしています。過去を振り返ることはありません。45年前に書いた曲を今も歌っていますが、演奏するたびに毎回新しい何かを発見します」
「私がここにいるのは、作られたレコードを再現するためではありません。ジャズミュージシャンのように“発見の旅”に出て、観客が気づく部分も気づかない部分も、突き詰めていくのです」
デーブさん
「それにしても日本公演の数は多いですね」
スティングさん
「その理由は、日本人は1980年以降、長年私に対してとても親切にしてくれているからです。最初に東京で演奏したのが1980年2月のことで、それ以降20回以上来ているかと思います。日本に来ると居心地が良いです」
「(ライブ中は)踊ったりしながら体で楽しむ人もいますが、(日本のファンは)主に耳と頭を使って音楽を聴いています。それを見るとうれしくなるんです」
デーブさん
「日本ではまだ根強いCD文化があります。すでに配信版などで聞けるにもかかわらず…です。CDに愛着を持っていることについては、どう思いますか」
スティングさん
「私たちはまだCDを売っていますから、とてもありがたく思います。私なんかはレコードに戻っていますよ。ライナーノーツを読みながらターンテーブルに乗せて針を置く、この儀式が好きなのです。CDは便利なものです。そして一つの芸術品です。ストリーミングはただの商品のようであまり好きではありません。実物のCDやアルバムこそ大切にすべきです。私のようにね」
「現代社会で欠けているのは、手で何かを作ることだと思います。昨夜、鉄板焼きのシェフがニンニクを切っている手さばきは、繊細でとても美しかったです」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/4eaf2ed6f5dbfe27426d1b66d7b02f76f9cb6b5b
