極東ロシアのガス開発事業「サハリン2」。2月28日に英シェルが撤退を表明したが、権益を持つ三井物産と三菱商事は追随しない方針を維持する。日本の液化天然ガス(LNG)輸入量の1割近くを占めるサハリン2を手放せば、安定供給やエネルギー安全保障への影響が避けられない。米欧の対ロシア制裁が強まる中、日本勢は板挟みの状態が続く。
「サハリンの権益を巡る立ち位置は日本と欧米で大きく異なります」。3月初旬、商社のエネルギー担当は経済産業省の幹部に迫った。資料では「拙速な撤退は危険」「撤退はロシアや中国を利する」との文言が並ぶ。経産省幹部も「非常に重要な権益」と応じた。
サハリン2はロシア初のLNGプロジェクトだ。ロシア国営ガスプロムが約50%、シェルが約27.5%、三井物産が12.5%、三菱商事が10%を出資する。2009年に出荷を始めた。年1000万トンの生産量のうち約6割は日本向けだ。ロシアからのLNG輸入量のほぼ全量に相当する。サハリン2のLNGは日本の電力やガス会社に供給される。長期契約で量やコストは安定。航路は3日程度で2週間の中東より短い。日本勢は自国の供給網として組み込んでおり、大半を極東やアジアで売るシェルとは重要性が異なる。
政府と商社らは撤退時のリスクを分析した。撤退なら代替分の多くをスポット(随時契約)市場で調達する必要があり、現状で「2兆円近い追加コストが出る」(商社)。ただでさえ上昇基調の電気やガス料金への上昇圧力は一段と強まる。
撤退なら「中国に権益を取られる」(政府関係者)懸念もある。日本が撤退してもサハリン2の操業は続くため、政府や商社は「権益を手放してもロシアへの制裁にならない」とみる。日本勢が抜け、中ロが極東の資源権益を独占すれば外交やエネルギーの安全保障上の急所になりかねない。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC094YC0Z00C22A3000000/?unlock=1
ロシアリスク
>>3
これに集約される
リスクの部分を語らずに損失を声高に訴えるなよ。と
場所柄中国に取られるから当面何もせず動かないのが正しいわ。
やはり樺太までは攻め取る必要があるな
これはこれ、それはそれ
他で締め上げてんだからエネルギーに関しては生活かかってんだからな
損切りはお早めに
株価、下がりそうでつね。
奪えば、ってか取り戻せば良いさ
EUだって今もロシアから天然ガス買ってんだから気にすることは無い
誰がどれだけ損切りの負担するの?
樺太からのパイプライン構想もあるからねえ
まあ実現してりゃドイツや欧州みたいになってたかもだが
SDGsなんかやってる場合じゃねーぞ
石炭燃やせ燃やしまくれ
商社って価格に対して利益は割合で乗っけてるから
売上が減らないなら原料価格が上がれば上がるほど儲かる
権益にしがみついてもロシアがまともに取引してくれるとも思えんがどうなんだろう
あいつら契約すらなかったことにする勢いだからな
総合商社には商取引のリスク管理部がいて、そのあたりは折込済みのはず。
ま、その辺りの地政学リスク込みで総合商社はアセット張ってるわけで。これまでたっぷりと儲けてきたんだから、今回は泣いてくださいよ。
ある程度は国策の意味合いあったと思うから、これまでの利益を吐き出しても真っ赤になるなら、それから政府に泣きつけばいいんじゃない?
>>28
泣くのは国民だろ
スポット契約で2兆円使っても全部ガス代と電気代に全部上乗せされる
商社はマージン乗っけて売るだけだから
困るのは日本の消費者
広く説明するまでもなく元からそんな事気にするタマじゃないだろ