ほとんど話題になっていないけど、EUで今年末から段階的に施行されるEUDRという規制が、世界中の書籍業界にとってかなりな問題だと思うのですよね…。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
要は森林保護のために、森林破壊に関与している木で作られた紙でないことを証明する書類(座標レベルで!)を提出してね、という取り決めで、それはそれでよいこと。ですが、紙というものは多様なパルプを混ぜ合わせて作られているので、それぞれがどこから来たのかトレースするのは至難の業。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
最悪、証明できなければ出版してはならぬ、輸入販売してはならぬ、ということになりかねない規制です。前々から準備を進めてきた欧州の大手印刷所などに製本をお願いするのなら大丈夫だと思うのですが、
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
書籍を輸入販売している取次、海外の書籍を取り扱っている書店、EUのイベントなどに参加・直販しているクリエイターさんなどにも深く関わってくる規則です。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
EUDRに対応できない国の書籍が一切EUに入ってこないとなると、文化の側面からもマイナスが大きいと思うのですが…。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
実際、日本の印刷会社・出版社などはどれくらい危機感を持ってEUDR対応をしているのか知りたい。版権方式ではなく、自社で製作して輸出するコーオペ方式を取っている出版社などはがっつりその対象なのですが。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
(ちなみに私が運営している日本の絵本お届けサービスStaynativeもしっかり影響を受ける。目下対策検討中です)
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
ただ、ドイツでも業界団体から現場の負担が大きすぎると懸念の声が上がっているので、今後緩和されることを期待しますが、これまでと全く同じ、不問ということにはならないでしょう。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
ちなみに木材を使用している家具などももちろん、肉、ゴム、大豆なども対象なので、和牛、納豆は大丈夫か?豆腐は?豆腐はどうなんだ?と食生活にも影響が出るのではないかと戦々恐々です。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
※詳しい方、どこか間違っていたらご指摘ください。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
家具やゴムは理解できますが(どちらも木ですよね、家具もだいたいは)、肉と大豆⁉️⁉️
— Yukko (@yukkomunchen) September 2, 2025
森林を切り開いたプランテーションで採れた大豆はNGとか、間接的にもということだと思います。
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) September 2, 2025
24ページ目 全部正しくリサイクルから作られた紙ならOKみたいです。「リサイクルされていない原材料が含まれる場合」には証明が必要。https://t.co/SjAXctxnp6 pic.twitter.com/sE1UrvLAk6
— Shu Miyao (@shumiyao) September 2, 2025
なるほど【同規則は、2025年12月30日から(小規模・零細事業者は2026年6月30日から)適用】対象となる特定の品目など詳細がリンク先でまとめられてますhttps://t.co/1g1u6wgwlo
— Shu Miyao (@shumiyao) September 2, 2025
軽く検索しただけでも、コーヒー豆は影響出ているようなので、食生活にも影響大ですねhttps://t.co/4gPKMutQ1D
— 駄目人間 (@dameninngenn00) September 3, 2025
EUDR(欧州森林破壊防止規則/EU Deforestation Regulation)
— 火山院無礙 (@All_is_Vanity99) September 3, 2025
森林破壊・劣化が行われた土地で生産されたものではないことを証明するよう、企業に義務付ける規則
牛、カカオ、コーヒー、天然ゴム、大豆、木材、パーム油およびそれらの派生品
派生品は紙、紙製品の他、チョコレート、家具、タイヤなど
食品の安全確保の観点から日本でもトレーサビリティがうたわれるようになってきたが、それをより広範囲に強制する
— 火山院無礙 (@All_is_Vanity99) September 3, 2025
当然コスト高になるが、それでなくともロシアによるウクライナへの大規模侵攻以降、インフレが進む中、EU市民は耐えられるのだろうか?
これ(EUDR)は、環境保護の大義名分を唱えながら、紙の書籍廃止を狙っているのではないか?
— cogitoergosum (@eatingworker) September 3, 2025
出版の自由を維持するために、どんな由来の紙に印刷された出版物でも、ひとしく出版物として保護されるべきであると思う。