ローマ人たちは鉛の水道管を使っていたが、水源地の水が酷い硬水であったために、鉛中毒から逃れることができた。
— 不手折家@作家❀亡びの国&竜亡き星❀連載中 (@Fudeorca) May 14, 2025
彼らが水道管をつまらせる厄介者として憎んできた水酸化カルシウムは、通水と同時に迅速に内部をコーティングし、ローマ人たちを鉛中毒から救っていた。
という話を聞いた🧐 pic.twitter.com/ezSG9RbbbJ
遺跡として残っている水道橋は石とコンクリートで建設されている。ローマの時代にコンク リートが発明されていたことは驚きだよね。ローマ時代の水道管は、多くは石の管だったり、 陶器の管だったのだけど、鉛の管も使われていたんだ。市内の給水管、サイフォンや沈殿槽な どで使われていたようで、「この時代、鉄は存在したが、太径パイプの加工技術はまだ確立され ておらず、加工しやすい鉛管を使用した」※4ようだよ。ちなみにいわゆる鋳鉄管が使われるよ うになるのは、「大砲に使用された十四世紀以降」※5らしい。イギリスの蒸気機関発明の頃で もまだ木製の管が多く使われていたそうだ。鉛管は重量があり運搬や設置に労力を要したけ ど、耐久性が高く、水圧もかけられるので重宝されていたようだよ。また、鉛は毒性が高いので 現代ではあまり使われてないけど、ローマではワインの製造器具や甘味料としても鉛が使わ れていたようで鉛中毒が起こっていたという説もあるよ。
イタリアには鉛の鉱山はなく、イギリ スやフランス、スペインで採掘・精錬 したものを運搬したらしい。「薄い鉛 板の上に円柱棒を置き、板を叩いて円 筒状に曲げ、接合部に粘土等で鋳型を 造り、溶融鉛を流し込んで溶着する」。 「管と管の接合も溶着」していたそう で、大変な作業だったみたい。
https://kk-tohyama.co.jp/ns/wp-content/uploads/2021/06/NS_9_210602.pdf
ごめん、水酸化カルシウム? って思って改めて調べてみたら、炭酸カルシウムだった。(アホ)https://t.co/qyyfu3pTIF
— 不手折家@作家❀亡びの国&竜亡き星❀連載中 (@Fudeorca) May 14, 2025
問題は、ホットワインをお燗する鍋にも鉛を使ってしまった事ですね…
— あざらし船長@通関士試験解説 (@captainumihyo) May 14, 2025
喫茶店でヤカンに大量の白いカルキがつきっぱなしなのを何故そのままに?と思ったら、その塊がさらに水道水のカルキを吸着して濾過がわりになってると知りました。
— R (@R40574268) May 14, 2025
全く関係ない話だこれ…
パンの話も思い出します(/’△’\)
— 文道館(ネコだいすき)語文セミロング (@bundoukan) May 14, 2025
元々はかたいパンを食べてたのが、ある時発酵してしまい、悪魔のしわざだと思ったけども食べてみたらとてもおいしかったので神様のしわざとかなんとか……古代エジプトか何かだったかな
(40年ほど前に学研のまんがで見たけどくわしくは思い出せない……)
でも、ワインを鉛の杯で飲んでいたから・・・。
— Ryuma Hori (@HoryuM) May 14, 2025
水酸化カルシウムだと発熱と嘔吐で苦しむことになるような…
— 能力0値∞まるにくす (@Sawa_Ra_Man369) May 14, 2025
と思ったら、ちゃんと炭酸カルシウムと正してあって安心しました₍ᐢ. ̮.ᐢ₎
炭酸カルシウムはよく貝殻が貝の生成のために海水中などから取り入れたりするし、人体の胃酸を抑えたりしてくれますね。
みんながクエン酸で戦っている『ステンレスにつくくもり』ですよね…何が幸いするのかわからないですね
— 縞鯵井 咲(しまあじい さき) (@B94nh9quwS2oQwT) May 14, 2025
ワインを鉛のコップで飲むと甘くて美味い、が、ローマ衰亡の遠因だそうな。
— WarAtSea2 (@WarAtSea2) May 14, 2025
でも、ワインの添加剤として鉛を使ったから鉛害は免れなくて帝国衰退に繋がったとかなんとかいう話を読んだ記憶。
— よーこアラカルト (@yokoalacarte) May 14, 2025
動脈硬化の模型みたいでなんか草
— シエル (@Ciel__Dreamer) May 14, 2025
漫画ブラックジャックで、体内に入ったメスがカルシウムの鞘に包まれて無害化されたエピソードを思い出します
— エペスネ共和国民 (@wwGELjiRg1rBfHa) May 15, 2025
鉛の水道管……
— ChamponCode (@champoncode) May 14, 2025
水道管をつまらせる厄介者ということは
定期的に交換とかしてたんだろうな
そして最初の方は鉛中毒もあったのかもしれない
そうだね、日本では鉄の水道管が錆で破裂することけど、欧州とかの硬水水源は上水道やボイラーが詰まって壊れることが多発してる
— アガベ3rd (@agave3333) May 14, 2025
これは炭酸カルシウムの含有量が全く違うためなのでこればかりは仕方ないよ
Grokよりも詳しいので解説すると、地中海沿岸はかつてテチス海のサンゴ礁由来の石灰岩が広く分布。そこにアフリカから飛来した砂が堆積し、テラロッサという赤土が発達。土を掘ると深さ炭酸カルシウムの集積層があり、日本のように完全に洗い流されることはない。これらのCaが硬水のもとになります。 https://t.co/S3ycoY8R96 pic.twitter.com/bnqUJnBULt
— 藤井一至 (土の研究者) (@VirtualSoil) May 14, 2025
先生、水に溶けている状態のカルシウムは炭酸水素塩でしょうか?
— きど兄ぃ (@31NDNXhpYUtiQx7) May 15, 2025
pH次第でHCO3-かCO22-かが対になりますね。
— 藤井一至 (土の研究者) (@VirtualSoil) May 15, 2025
飽和するほどのCaがあれば、イオン化傾向の差によりPbが溶け出すことはない…ってこと?🤔
— Tomato (@tomato_farm_pc) May 15, 2025
よくできてますね〜😊
「厄介者だと思われていた水酸化カルシウムが鉛中毒から守っていた」というのが話の主題だとわかってます。わかってるけど、元水道関係者としてはローマ帝国の配管のトリビアを語りたい⛲️
— 佐崎 一路@お仕事募集中☆彡 (@ichiro_sasaki00) May 14, 2025
なおこの話はだいたい本当です。ただ完全には防げなかったようで、ローマ人の骨から微量の鉛が検出されてます。 https://t.co/vEd74t4v8t
【ローマ帝国時代の水道(アクエドゥクト)】
— 佐崎 一路@お仕事募集中☆彡 (@ichiro_sasaki00) May 14, 2025
鉛管は本管から自宅へ水道を引き込むためのもので、自宅に水道があったのは金持ちと有力者だけ。
一般市民はだいたい60mごとに設置されていた貯水槽や噴水から無料で水を汲んでいました。
ちなみに本管は石材やコンクリートに防水処理をしたもの。
自宅へ引き込むのはだいたいが鉛管でしたが、まれに陶器や木製の管もありました。
— 佐崎 一路@お仕事募集中☆彡 (@ichiro_sasaki00) May 14, 2025
水は高低差を利用した落下式でしたが、制水弁や止水栓など銅製でできていて、構造も現代の水道に使われるものとほとんど変わらない構造です。
ワイン飲むのに鉛の器使っていましたしね。鉛に触れると酸っぱさが消えるという理由で。
— 仏顔壁 (@ROSECYANIN) May 15, 2025
ローマ人は鉛の容器どころか、ブドウ汁を鉛鍋で煮詰めた「サパ」という甘味料を「天然の砂糖」として、ガンガン使ってましたw
— 佐崎 一路@お仕事募集中☆彡 (@ichiro_sasaki00) May 15, 2025
中世ヨーロッパでも鉛の容器で酒を醸造すると「まろやかになる」魔法の効果があると重宝。
さらには16世紀まで医者が鉛を「薬」として処方(鉛糖で下痢治療)ですからねえ。
せっかく鉛を摂取しなかったのにわざわざ鉛でできたグラスでワイン飲んでたって噂だよ
— add (@addreality) May 15, 2025
グラスというかゴブレットで、あと食器そのものも鉛製なのが豪華というのが当時の価値観。そして鉛が入った調味料。「ローマ帝国は鉛中毒で滅んだ」などという学者もいるくらいです(実際は複合的要因ですけど)。
— 佐崎 一路@お仕事募集中☆彡 (@ichiro_sasaki00) May 15, 2025