ハーゲンダッツの抹茶味出す時、本社から「苦すぎる」ってダメ出しされまくって商品化の許可が下りず
— 志鶴🐤美濃国サーバー (@shizuru2006) July 31, 2025
本社の人間を日本に招いて本場の茶道体験させて、「これが日本人の愛する抹茶」を理解させて許可取ったってエピソード思い出した https://t.co/sAfiTbZotJ
世界100カ国以上で愛される米国生まれのアイスクリームブランド「ハーゲンダッツ」。日本には1984年に上陸し、これまでに独自のフレーバーを数多く送り出している。そのひとつ、96年に発売した「グリーンティー」は、日本の文化とブランドコンセプトを融合させた看板商品になっている。開発に携わったのはハーゲンダッツ ジャパンの小松宏樹さん。一筋縄ではいかなかった商品化までの話を聞いた。
フレーバーの開発には、厳しい基準のある本国の承認が必要となる。「当時、抹茶味の菓子やアイスにはまだ、なじみが薄かったです。海外でも、お茶の葉をアイスに入れるという発想に全く理解がなかった」と話す。抹茶を飲んでも、おいしいとは感じてもらえず「これをアイスに入れて本当に同社製品のクオリティーにマッチするのか」などと疑問視され、長い間、本国から商品開発の許可を得られなかった。
そこでとった行動は、日本のお点前、茶の文化などに触れてもらい、抹茶を素材のブランドとして理解してもらうことだった。抹茶味の国内消費者調査などの好反応を数値で見せたり、100回以上の試作を重ね、アイデア出しから商品化まで7年かかった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/310346