社会学者の古市憲寿氏(38)が、9日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。航空機のペット問題について言及した。
古市氏は「飛行機とペットの関係が話題になっている。まず前提として、ペットに関する常識は、日本と、ヨーロッパやアメリカで大きく違うと思う」と投稿。
「ヨーロッパやアメリカではペットが身近な街が多い。飼い犬は当たり前のように電車やバスに乗ってくる。あまりケージには入れない。散歩の時にリードをつけないことも多い。自治体によって方針の差は大きいが、概して日本よりもペットに関しては寛容な街が多いと思う。その分、躾もしっかりされているし、トラブルがあった場合、飼い主の責任は厳しく追及される」とした上で「そういった文化の延長で、機内にペットを持ち込める航空会社が多い」と、海外と日本でのルールの違いを述べた。
そして、羽田空港での航空機衝突事故のような非常時においては「では、非常事態の時にペットを連れて逃げることはできるのか。実際に複数の海外の航空会社に聞いてみたのだけど、結論としては状況次第」といい「緊急時は乗務員の指示に従って欲しいが事故は様々なケースがあるので、一概には言えないとのこと。(公式に取材ですって申し込んだわけではなく、普通にオペレーターに聞いたので、人によって意見が変わるのかも知れない)」とつづった。
「要するに臨機応変に対応するという話で、必ずしも『ペットは荷物扱いだから緊急時には絶対に連れていけない』と結論する必要はないと思う」とした。
ネット上では、ペットの機内搭乗について物議を醸しているが「一方でペットカルチャーが大きく違うので、論争になる気持ちもわかる。たとえば今の日本で、山手線にがんがんゲージにいれない犬が乗ってくる状態をよしとする人ばかりでもないのはわかる」とし「どちらにせよ、ペットに関する文化が変わる中で、移動の選択肢が増えていくことは必要だと思う」と記した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4a0d3179456eea1ba2c328c978c55e8bcc1682d