昔、議員研修で「被災時の議員のあるべき姿」というテーマで東日本大震災の時に陸前高田市議会の議員だった方々の講演を聴いたのですが、その時に言っていたのが
— 太田けいすけ@株式会社レンジャー 代表取締役 (@keisukeota_gifu) January 6, 2024
「議員は何もするな!」
でした。
その理由は、災害時の対応は予め決まっている中で議員が「ウチの地元に物資を優先的に回せ」「◯
(続
◯地区の復旧が遅い!急がせろ!」と口を挟むと行政の対応が遅れ、復旧工事の優先順位が不当に曲げられる可能性があるからです。
— 太田けいすけ@株式会社レンジャー 代表取締役 (@keisukeota_gifu) January 6, 2024
その講演で陸前高田の議員さんは「議員にできるのは復旧の邪魔をしない事と、一住民として地域の方々の話を聞く事」とお話ししており、いたく感銘を受けました。
(続
議員研修で「何もするな」という結論(しかも研修冒頭に言ってのけた)は衝撃的ではありましたが、議員は防災のプロではありません。
— 太田けいすけ@株式会社レンジャー 代表取締役 (@keisukeota_gifu) January 6, 2024
下手をするとネット軍師のようなアイデアで、たとえ短時間でも現場を混乱させる可能性があります。(少なくとも議員の「提案」を無視することはできないからです)。
確かに政治家が現地で現実に触れることは大切です。ですが
— 太田けいすけ@株式会社レンジャー 代表取締役 (@keisukeota_gifu) January 6, 2024
「時期は適切か。その職責で本当に現地入りすべきか。現地で何をするのか」
は考えて頂きたいです。
その政治家が正しいかどうかを評価するのは、他でもない私たちです。
政治家は国民の鏡。問われているのは私たちの姿勢かもしれません。
被災時の陸前高田市議会では、「(対応に職員のリソースが割かれるので)議員が個別に行政に質問や要望を出すのは禁止」
— 太田けいすけ@株式会社レンジャー 代表取締役 (@keisukeota_gifu) January 6, 2024
「議会と行政の情報共有の場を設け、要望等はその場で伝える」とルール化していたそうです。だから議員さん達は地元の避難所を回って意見を集め、それを会議で共有したそうです。
研修を通して、行政の負担にならない形で声を伝えることが重要だと学びました。(もちろん、災害時の予算編成や復興関連条例などの実務についても大いに学びました)
— 太田けいすけ@株式会社レンジャー 代表取締役 (@keisukeota_gifu) January 6, 2024
被災地に想いを馳せるのは皆さん同じでしょう。復興がスムーズ進むよう、それぞれの立場で最大限に支援していきたいですね。(了
政治家に一番してほしい事は
— きゅうび (@kyubitalefox) January 7, 2024
「今は我慢してね、余裕ができればあなたたちの意見は必ず届けるから」
と住民の不安を取り除くこと。
そして、余裕が出来たら
「うちはこういう特殊な事情があるんです」
とまとめた情報を上にあげること。
それは地元の、住民と触れ合った議員の最高の仕事だと思う。
”「被災時の議員のあるべき姿」というテーマ
— はひふへほ⇨西暦2040年には『紀元2700年祭』を盛大に挙行しましょう! (@fufofeeeee) January 7, 2024
「議員は何もするな!」議員が「ウチの地元に物資を優先的に回せ」”
そう言えば2011年、東京都計画停電の時
「うちの地域は計画停電ナシ」って炎上した議員がいたな~
画策してた!菅お膝元「停電」逃れ “自慢ビラ”配布で自爆https://t.co/EpcYAxU8Ov
議員の仕事は予算や条例で体制を整えること。そのために日頃住民の要望や地域の実態を知ること。救援実務などは議会ではなく行政機関の仕事なので、それを混乱させない、という非常に的確なことが行われている自治体があることを知って嬉しく思いました。一部野党国会議員にも教えてあげてください。
— march (@beautifulearth) January 7, 2024
あとでうちの議員は何もしてくれなかったとならないように、非常時のコンセンサスをどう形成していくかが課題になりそうです。
— 石井宏之 (@tancanaishii) January 7, 2024
災害対応において政権与党を非難する人は総じて行政機関と立法機関の区別がついていない、もしくは行政機関を不可視化しています。
— かしわもち (@mouneruson) January 7, 2024
災害において政権与党のへのチェック機能を働かせるべきは、災害対応の障壁となった決まり・仕組みがないかを事後検証において明らかにする場面なんですよね。