1:名無しさん




北国では、冷え込みの厳しい早朝に、窓の内側に美しい模様の霜が現れることがあります。 これは「窓霜(まどしも)」と呼ばれているものです。 窓霜は、空気中の水蒸気が凍ってできる氷の結晶の一種で、結晶のひとつひとつには、針状、羽毛状、樹枝状、板状、コップ状など、さまざまな形があります。

窓霜が見られるのは、一般に外気温が氷点下6度以下という寒さの厳しいときです。 外気によって窓ガラスが冷やされると、ガラスに接する水蒸気も冷えて水滴に変わり、やがてその一部が氷点下まで冷やされると氷の結晶になります。 さらに、周囲の水蒸気が急激に冷やされ、氷となってその結晶に付着していくと、結晶はどんどん大きくなって美しい模様を作り出すのです。

ヨーロッパのある地方には、窓霜についての言い伝えがあります。 凍てつく寒い夜には、とげだらけのよう精が窓ガラスに氷の指紋をつけていくというものです。 このよう精は「ジャックフロスト」とよばれ、窓霜はその妖精の指紋というわけです。

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