1:名無しさん




人口性比は緩やかな低下傾向

平成22年国勢調査による総人口(1億2805万7千人)を男女別にみると,男性は6232万 8千人,女性は6573万人となり,女性が男性より340万2千人多く,人口性比(女性100人 に対する男性の数)は94.8となっている。

我が国の総人口について男女別構成の推移をみると,大正9年から昭和15年までは男性 が女性を僅かに上回り,人口性比は100~101で推移していたが,戦争による軍人・軍属等 の海外流出及び男性の死亡によって男女別構成が大きく変化し,20年には89.0と著しく低 下した。その後,海外からの引揚げ,復員及び0~4歳人口の増大i(第1次ベビーブーム) により,人口性比は昭和25年には96.2に回復した。人口性比は,昭和30年から45年まで96.4 ~96.5で推移し,50年は第2次ベビーブームの影響で96.9に上昇した。しかし,その後は, 男女の死亡率の差異が大きい高齢者の増加に伴い,人口性比は緩やかな低下傾向で推移し ている。

厚生労働省「人口動態統計」によると,我が国における出生時の人口性比は,おおむね 105~107 で推移している。

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/final/pdf/01-03.pdf