ネオニコかぁ
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
さすが日本生まれの低負荷薬剤、人気だねぇ
どの程度まで説明しようかな?
開発経緯は省略するとして、既存農薬ニコチン(失効済)よりはかなーり優しい薬剤です特に対人
あとは①EU規制の経緯
②日本との違い
③ヒトへの影響 かな https://t.co/SgHz6wdgFP
ニテンピラムは住友化学株式会社(当時は武田薬品工 業株式会社)が開発したネオニコチノイド系殺虫剤であ る。1995 年 11 月 28 日に,ベストガード®の商品名で登 録取得して以来 20 年あまりになる。その間,社内外の 事情によってニテンピラムの位置付けが様々に変化して きた。
我が国の水稲面積は年々減少してきているが 1985 年 には 233 万 ha もあり,農薬市場として現在以上に魅力 的な分野であった。その頃,武田薬品工業株式会社(以 下,武田薬品)は,水稲用の病害虫防除剤として鱗翅目 防除剤のカルタップ塩酸塩(商品名:パダン®),紋枯病 防除剤バリダマイシン A(商品名:バリダシン®)を既 に上市しており,いもち防除剤フェリムゾンを開発中で あった。残る課題はウンカ防除剤と水稲用除草剤であっ た。その水稲用除草剤としてイマゾスルフロンを,1993 年 12 月に登録取得していたことから,ウンカ類に卓効 を示すニテンピラムの登録取得によって,水稲での品揃 えが大いに充実することになった。
全文はこちら
https://jppa.or.jp/archive/pdf/70_07_51.pdf
①EU規制の経緯
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
1、2000年代にCCD(*1)と呼ばれる蜜蜂の大量死の原因としてネオニコチノイド系農薬が主因であると疑われる
2、殺虫剤なので当然程度の差はあれど影響が確認される
3、7種中3種を失効
4、残り4種中3種を屋内のみに制限(*2)
5、残り1種も人ではなく蜜蜂他のために規制強化
②日本との違い
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
1、日本ではCCDは未発生
確認された大量死も自然発生の範囲内で、農薬の影響はあれど薬剤特定できるほどの証拠がない
2、日本では花の少ない夏~秋に水田でカメムシ防除で使用されることが多い
EUでは花の多い春にてんさい(砂糖大根)等の種に塗布されて使用される→
→田に耕耘しながら直播するので種子から一部が剥がれ、土ぼこりと一緒にあたりに飛散する
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
結果、昆虫類の暴露はEUの方が多くなる=死因となる
(*1)CCD=蜂群崩壊症候群
その後の研究で、主原因はダニやダニが介在するウイルスで農薬の影響は5%程度と判明
→
→(*2)2018年に決定した屋外使用禁止でEUは大混乱した
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
規制の言い出しっぺであるフランスではてんさいの収量減で砂糖が前年の7割しかできず慌てて特例使用許可を出した
他国も特例許可を出し、屋外規制は形骸化
2023年欧州司法裁判所が特例許可を禁止するまで使用された
→
①と②は気候も栽培作物も違うので認可の有無で比べるのは不適当という事です
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
③ヒトへの影響
これといった問題はありません
もし、尿や髪の毛から検出されたという話なら、蓄積してない証拠です
脂溶性なら脂肪と結びついて蓄積しますが、水溶性なので数日で体外に排出されます
→
→そもそも農薬はGLP制度という国際的な規格で試験を受けるので蓄積性があるものは認可されません
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
また、開発期間・試験期間は数年~10年と長期間の影響もない事が検査されます
→
→発達障害云々や動物実験で行動異常があったという話ならそれはデマです
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
この話は以前書いたこちらを読んでねhttps://t.co/JkAGeRWVHWhttps://t.co/CSEM91SeHW
以上
EU規制の流れはEFSA(EU)、ANSES(仏)、BVL(独)のライブラリ、農薬製造メーカーのレポートを参考に記述
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
各ライブラリは食品安全委員会が概要を翻訳公表しています
水田だと育苗箱処理剤も結構使われてると思うけどそれによる影響はどの程度なんだろう。
— Bokoboko-Farm (@Bokoboko_Farm) March 9, 2025
国内でのミツバチ被害軽減策はここが分かりやすいですねhttps://t.co/TtDwx3YTz1
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 9, 2025
立憲民主党の長妻昭議員による厚生労働委員会質疑によると人体への影響はありそうなのですが本当に影響はないと考えて良いのでしょうか?https://t.co/hNJmOtF9CI
— 一般人(514) (@EwP3n) March 8, 2025
長妻議員のこのポスト関連でしたらツリーに書いています
— 麗零 (@reirei_fcpo) March 8, 2025
問題がある(証拠はない)論文だけ集めて、問題なし(証拠あり)論文無視したら、こんな質問になるでしょうねhttps://t.co/Llm5QK1UjThttps://t.co/rQkxAJmZJN
だいたいネオと付いたら悪玉だという刷り込みが働いておるのですよ。科学的、理論的に説明してもさっぱり理解して頂けない方がいるのもむべなるかな、と
— tieshow (@tieshow1) March 8, 2025
あたしゃ、Twitterがなかったら、全ての蜂群崩壊症候群が農薬のせいと思っていたよ。
— Scops owl (@owl_scops38) March 8, 2025
あの時tweetしてくれた人も麗零さんも情報発信ありがとう。 https://t.co/xYN2R5G0rC