『実質無料』で歯科矯正が受けられるとうたいながら、実際には高額な費用を負担させられたとして、患者らが、クリニックや運営会社『グランシールド』などに対し、損害賠償を求め、集団訴訟を起こしました。
1月に提訴した人を含め、原告は312人。請求額は4億5900万円に上っています。4月には、警視庁に詐欺罪などで告訴状も提出されています。
原告女性(被害額120万円):「いつかコロナが明けて、マスクも取る生活になるときに、自信を持って笑顔で過ごしたいところもあったので、矯正をして、きれいな歯並びをしたいと思っていたところを、約束を守らずに逃げてしまうのが、すごく信じられない」
モニター契約を結び、154万円を支払えば、治療を受けられるうえに、協力費として、毎月約5万円がキャッシュバックされるとの触れ込みでした。実際、最初の数カ月は支払われていたそうです。
原告女性(被害額120万円):「普通に支払いもされているし、素人目にはわからないけど、歯医者に行ってインビザラインのマウスピースを支給されて、『こういった計画でやります』と説明もされてやっていたので、そんなに疑う感じではなかった」
しかし、その後、支払いが遅れるようになり、こんな連絡がきました。
原告女性(被害額120万円):「ウクライナ・ロシア問題による海外情勢の影響で、海外口座からの送金取引が停止していることが主な要因と説明が送られてきて、それのために遅れていることを最初に言われました」
そして、去年5月以降、お金の振り込みがなくなり、治療も受けられなくなってしまいました。
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