三幸製菓・佐藤CEO 取材応じず
新潟県村上市長政(ながまさ)の工場火災で従業員6人が亡くなった三幸製菓の佐藤元保・代表取締役CEO(最高経営責任者)は21日、阿賀町内で新潟日報社が取材を求めたのに対し、無言で応えなかった。三幸製菓は11日の火災発生後からこれまで会見を開いておらず、佐藤CEOから火災に関する具体的な説明はない。
21日はこの火災で亡くなった同社社員、渡部(わたなべ)祐也さん(22)の葬儀が阿賀町の斎場で行われ、佐藤CEOも参列。終了後、新潟日報社が取材を求めたが応じず、社員とみられる男性らとともに無言で車に乗り込んだ。
同社はこれまで会見を開いていない。新潟日報社など、県内に拠点を置く報道各社が加盟する新潟司法記者クラブが18日、記者会見の早急な開催を求めて文書で申し入れたが、「ご遺族らへの対応を優先する」などとして、開催の予定はないと回答している。
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