“転売ヤー”も狙う「トレーディングカード」
“トレーディング”の名のとおり、プレイヤー同士が互いに欲しいカードを交換(トレード)して楽しむというものだが、近年は、その“価値”に多額の金銭がやり取りされている。
「例えば『遊戯王カード』ですと、原作となる漫画『遊☆戯☆王』において主人公のライバルが使っていた人気カード『青眼の白龍』の初期版は1枚400万円以上で取り引きされています。それ以上の500万~700万円の価格で取引きされているカードもあります。
『ポケモンカード』も世界的に人気で“億”を超える値がつくこともあり、今年7月には『ポケモンイラストレーター』というカードが、約7億円で購入され、“個人売買の最高額”としてギネス認定されました」(TCGショップ店員)<中略>
この日、ポケモンカード『公式ツイッター』により、新商品が12月2日に発売されることが発表されていた。そしてその新商品の予約がヨドバシ梅田で可能になるという“噂”が広まったのだ。ちなみにポケモンカードの『公式ツイッター』もヨドバシ梅田もそのような情報を発信していない。
公式情報はなかったにも関わらず、ポケモンカードの新商品の予約を求めて行列が自然発生、そして暴行などのトラブルが生まれてしまった、ということのようだ。実際にヨドバシ梅田の“現場”にいたポケモンカードユーザーの男性に話を聞いた。
「28日の14時時点では公式からの発表はありませんでした。ただ、“ヨドバシはいつも発表の当日14時から予約しているという噂が流れ、まとめサイトやポケカ情報Twitterに流れ、みんなそれに踊らされた結果です」(ヨドバシ梅田を訪れた男性、以下同)
「なんで並んでいる?」店員も困惑
「自分が到着したのは、12時半頃でカード売り場には人はまだまばらでしたが、明らかに待機しているなという人たちがいて、時間が経つにつれてその数は増えていきました。みんな14時前には列が作られるのではないかという思いで、その場から離れられない状況が続いていました。それもあり、先頭の人が(予約対応をするであろう)レジ前に並び出した途端、みんなが集まり、どんどん勝手に列ができていきました。もちろん自分も一応並びました」 ヨドバシの店員からは“注意”が入った。
「行列が30人くらいになったところで、店員が“ポケモンカードについては、現在公式から情報が入ってないため、予約は未定です。他のお客様にもご迷惑になりますので、列の解散をお願いします”と何度もアナウンスしていました。その放送で一度は列はなくなりましたが、近場に全員待機、また別の誰かが並びだしたら列ができる、その繰り返しでした。
ちなみに、一番最初に列ができた際は店員も理解しておらず、並んでいる人に、“みなさんなんで並ばれてるんでしょうか?”とお客さんに聞いて回っていたくらいです」
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https://www.jprime.jp/articles/-/25806?page=2
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