「タコピーの原罪」アニメ版は、何人かの海外感想Youtuberを追いかけていたけど、高い確率で「他人事ではない」と捉える人が多く、その殆どが何らかの形で心に傷を負っている人だと動画の中で告白している。
— 松田未来 C106(2日目)東6‐キ02aTEAM Firebird (@macchiMC72) August 12, 2025
日本でもそうであるように、海外でも創作に救われている人が少なくないのです。 pic.twitter.com/OY6nNzerEF
2025年8月12日、台湾のポータルサイト・vocusに「『タコピーの原罪』は『無責任』な作品なのか?」と題した記事が掲載された。
「一時的な話題が落ち着いたあと、『タコピーの原罪』には何が残ったのか。強烈な画風、コントラストの効いた映像、説明しがたい不安感や混乱は残った。しかし、同作が扱う社会問題についての掘り下げはほとんどなかった。物語には、いじめや心の傷、家庭環境など、深く議論できるテーマが多く含まれている。それにもかかわらず、作中ではそれらを正面から語らず、背景として消費している印象が強い。もちろん、作品が解決策や前向きな価値観を必ず示す必要はない。しかし、敏感なテーマを使うなら、その重みを表現として引き受ける必要がある。テーマをただの視覚的インパクトや感情操作に使うだけでは、それはもう『表現』ではなく『消費』なのだ」と指摘した。
また、「『タコピーの原罪』では、加害者が過度に美化されて描かれている。視聴者は彼らの悲しい過去や心の傷を知ることで、暴力をある程度正当化し、許してしまうよう誘導される。この構図は、加害者と被害者の境界を曖昧にし、いじめの残酷と真に向き合うことができなくなる。物語の終盤、久世(くぜ)しずかと雲母坂(きららざか)まりなは、タコピーの犠牲をきっかけに和解する。しかし、その結末は『お互いに傷を持っているから仲直りしよう』という浅い結論に過ぎない。これは本当にトラウマからの解放なのか、それとも『和解という形で責任を避けた』にすぎないのか」と述べた。
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