〈立てこもり〉新証言「自衛隊に数ヶ月いた」「クレー射撃場に通っていた」長野4人殺害・青木政憲容疑者の過保護すぎた履歴書「野球部でアダ名は“あおまちゃ”」「高校生になっても両親が送迎」70歳の母を殺害された息子の慟哭…<略>
過保護にされてきた本家の跡取り息子は、実家を離れて東京の大学に進んだが、一皮剥けることなく舞い戻ってきた。
知人が続ける。
「大学を中退したのも人付き合いがうまくいかなかったからと聞いています。父親は『このままじゃまずい』と思ったのか、そこで政憲君を半ば無理やり自衛隊に入隊させたものの長続きせず、2、3カ月で除隊してしまった。弟も自衛官になり、こちらは馴染んでいるのか今はたしか北海道の駐屯地にいると思います。
その後の政憲君は農業をやっていた時期もありましたが、ここ最近は実質ひきこもりですよ。一応、ジェラート屋で働いていることになっていますが、実際は何もやっていませんでした」
仕事もせず、人付き合いも苦手な長男坊が生きる糧としていたのは、自衛隊時代に身に付けた射撃だったようだ。知人は政憲容疑者が射撃場に通っていたことも知っていた。
「中野市にはクレー射撃場があったのですが、ここが4年ほど前に閉鎖することになり、市役所の職員が手続きのための視察に訪れたときに『政憲君がちょくちょく来ているよ』と聞いたそうです。銃の免許を所持していたことは今日の警察発表まで知りませんでしたが、自衛隊にいたころに興味を持ち始めたんですかね。
なんであんな事件を起こしたのかと考えても、まったくわからないです。散歩していた村上さんはたしか政憲くんのお母さんのお花の教室に通っていたと思いますが、政憲くんとは直接関わりはないはずです。強いて言うなら村上さんも竹内さんも2人とも耳が遠くて、散歩中はかなり大声で話していたので、それが原因なのですかね。
2人は世間話をするのが楽しみだったと思うのですが、毎日2人で散歩していて、それが家の中まで聞こえてくるくらいの大きな話し声だったので、それに逆上したとかはあるかもしれないです。もしそれが原因で殺されたんだとしたらむごいとしか言えないですが……」
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