飲酒運転女性が酒の提供会社を訴える
飲酒運転で民家に激突、ガス管を破裂させて大爆発事故を引き起こしたカナダ人女性が、酒類を提供した企業を訴え出ている。 彼女は、酒類を提供した企業側にも責任の一端があると主張しているそうだ。
今月16日、CBC(カナダ放送協会)の報じるところによると、ダニエラ・レイス(26歳)は彼女に酒類を提供した「オベーションズ・オンタリオ・フード・サービシズ社」がこの事件の責任の一部を共有すべきだ、と主張しているそうだ。
この『車爆弾』事件は今から3年程前、2019年8月にカナダ・オンタリオ州西部で発生した。
バドワイザー・ガーデンズ・アリーナで行われたマリリン・マンソンのコンサートで飲酒したレイスは、父親名義のフォード車のハンドルを握って帰宅途中だった。酩酊した彼女は車をウッドマン・アベニュー450番地のレンガ造りの家にぶつけた。その衝撃で家のガス管が破裂、それが引火し大爆発が引き起こされた。爆発によって周囲4軒の家が破壊され、計7人が負傷したという。幸いにも死者は出なかったものの、さらに落下した火事の燃えかすによって周囲の家数軒が燃え、近隣全体が避難を余技なくされた。
この爆発による被害総額は980万ドル(約13億円)から1470万ドル(約19億円)に上ると言われている。
訴訟には辛辣な意見が
今回提訴された「オベーションズ・オンタリオ・フード・サービシズ社」はこのコンサート会場で酒類を提供していた。原告の声明は以下のとおりだ。
・オベーションズ・オンタリオ・フード・サービシズ社(以下、同社)またはその従業員は「彼女が酔っ払っている、または酔うようになることを知っていた、または知っているべきだったときに」レイスにアルコールを提供した。
・同社は適切に訓練された警備員等を出口に配置し、会場を去る人々の飲酒状態を監視することを怠った。
・同社は、彼女が「彼女が酔っていることを知っていた、または知っていたはずだったときに」レイスの交通手段をチェックしなかった。
・同社のスタッフは、レイスが車で家に帰らないようにするための措置を講じずに、レイスを会場から追い出した。
そして原告はレイスと彼女の父親が事件の被害者に何らかの金額を支払う必要がある場合、「同社からの寄付と補償を受ける権利がある」と述べているという。
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https://edmm.jp/139943/
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