1:名無しさん




富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質「Cryj2(クリジェイツー)」が、皮膚バリア機能低下とシミ・くすみなどの肌トラブルを引き起こす一因であることを解明しました。
また、消炎作用をもつ生薬成分として知られる「マグワ根皮エキス」に、「Cryj2」による肌への悪影響を改善する効果を発見しました。今後、これらの研究成果を化粧品の開発に応用していきます。

研究背景
スギ花粉は、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状とともに痒みや赤みなどの肌トラブルを引き起こすことが知られています。アレルギー症状や肌トラブルを引き起こす原因は、スギ花粉の外皮に存在する抗原タンパク質「Cryj1(クリジェイワン)」とスギ花粉の内部に存在する抗原タンパク質「Cryj2」であると考えられています。 皮膚科学の分野では、「Cryj1」が皮膚の炎症やバリア機能の低下を引き起こすことがすでに報告されていますが、「Cryj2」の皮膚への影響については、その詳細が明らかになっていませんでした。そこで、当社は、スギ花粉が水分や、PM2.5などの大気汚染物質と接触し破裂する現象に着目し、スギ花粉に含まれる「Cryj2」が皮膚に与える影響について研究を行いました。

「Cryj1」はスギ花粉粒子の外皮に、「Cryj2」は同粒子の内部にそれぞれ存在する。スギ花粉粒子は、降雨・大気汚染物質との接触により破裂し、同粒子の内部から「Cryj2」を放出する。

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https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/10806