台風6号が沖縄県内で猛威を振るう中、飛行機の欠航で足止めされた観光客は宿泊先や食事の確保に追われた。ホテルも新規の予約とキャンセルの対応に追われている。2日午後、那覇市の「ホテルパームロイヤルNAHA国際通り」のロビーは観光客でごった返した。近くのコンビニへずぶぬれになって買い物に出かける人の姿が見られた。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めてとなる夏シーズン。県ホテル協会はコロナ禍で進んだ従業員不足による宿泊客への影響を懸念した。(社会部・榧場勇太、政経部・國吉匠)
「ここまで影響が長引くとは」。埼玉県から両親と娘ら7人で旅行に訪れた女性(40)は疲れた表情で語った。帰りの飛行機の席が確保できたのが6日で、予定より5日間の延泊になった。同じホテルが確保できず、部屋を出なければならないため、チェックイン時刻までロビーで過ごしているという。
中国上海から訪れた男性(48)も別のホテルの部屋が準備できる夕方まではロビーで過ごすという。帰国は5日の予定で沖縄美ら海水族館や北部を巡る予定だったが「この天気じゃ何もできない」と諦めた様子だった。一方、同ホテルは新規予約の受け付けと欠航によるキャンセルが重なり対応に追われた。総支配人の高倉直久さんは「問い合わせが多く、なんとか部屋をやりくりしている状況」と説明する。
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