茂木敏充外相は28日の衆院外務委員会で、米中関係を「G2」と表現したトランプ米大統領には中国と共に世界を主導する認識があるのではとの質問を受け、「国際社会にとって米中関係の安定は非常に重要」と述べ、直接のコメントは避けた。国民民主党の深作ヘスス氏への答弁。
トランプ氏は10月末の韓国での習近平国家主席との米中首脳会談の直前、SNSで「G2(の会談)が間もなく開催される」と投稿。会談後にも「習氏とのG2会談は素晴らしいものだった」と振り返った。ヘグセス国防長官も「トランプ氏の歴史的なG2会談は、米中の永続的な平和と成功の基調を定めた」と投稿した。
深作氏は「トランプ氏はG2、すなわち世界を主導する2大国という認識を示唆する単語を使っている」と述べ、受け止めを尋ねた。
茂木氏は「発信について一つ一つコメントすることは控えたい」とした上で、「わが国は同盟国・米国との強固な信頼関係の下、中国に対しては、大きくなってきた立場にふさわしい責任を果たすよう働きかけたい」と述べた。
https://www.sankei.com/article/20251128-O6W4TMA3DNHGVKJ7CEYKJHR4KM/
