1:名無しさん




北海道拓殖銀行

北海道を地盤とする唯一の都市銀行として道の経済を支え、地元財界にも絶大な影響力を有していたが、都市銀行の中では最も小規模であったため、その焦りからバブル期に積極的な拡大路線をとったことが仇となって負債を重ね、1997年に経営破綻。事業は北洋銀行等に引き継がれた。都市銀行としては戦後初、かつ2024年現在でも唯一の破綻事例である。

なみはや銀行

1998年10月1日に設立。債務超過ではないものの経営が行き詰まった金融機関の救済策として、旧・なにわ銀行と旧・福徳銀行(いずれも旧相互銀行、ただし、旧・福徳銀行は現在の東京証券取引所に上場していた)を合併するとともに新設された銀行である(特定合併。また、合併の手続きとしては、当時の商法上での新設合併にあたる)。

しかしながら、金融当局が両銀行の債務超過の実態を把握しないまま合併していたことが発覚した。これが原因で結局経営を更に悪化させてしまい、翌1999年8月6日に経営破綻(破綻認定申請。当局による破綻認定は翌8月7日)、「金融整理管財人による業務及び財産の管理を命ずる処分」を受けた。

カブトデコム

バブル期には北海道拓殖銀行(拓銀)から積極的な支援を受け事業を進めたが、バブル崩壊に伴い1,000億円超ともいわれる多額の不良債権を抱えた。この不良債権は1997年の拓銀経営破綻の一因となっている。

バブル崩壊後も事業を継続していたが、2008年の事業報告書によると売上高は1,200万円、一方、未処理損失額は約4,000億円にのぼっていた。2013年2月28日に臨時株主総会が開かれ、会社解散を決議した。