栃木県大田原市議会の斎藤藤男市議(44)が、小学生の長女の学校健診結果への不満から、学校医を務める70歳代の男性医師に対して、「判定結果はおかしい。医師を辞めてしまえ」などと電話で強い口調のクレームを入れていたことが17日、分かった。
この医師は先月末に学校医を辞任。後任が決まらない状態が続いている。市議会6月定例会初日の同日、市幹部が一連の経緯を菊池久光・市議会議長らに報告した。同市議会は今後、各派代表者会議を開いて対応を協議する予定だ。
斎藤市議は読売新聞の取材に対して、「(健診結果をみて)子どもは朝食、昼食、夕食も食べなくなった。こんな目に遭うのはおかしいと、つい強い口調で言ってしまった。言い過ぎたと反省している」と話した。
この問題で、相馬憲一市長は同日、大田原地区医師会の車田宏之会長と面会。学校健診に関する苦情があった場合、学校や市教委が窓口役を担うなどの改善策を提示し、医師会に後任を選出するよう要請した。
長女の健診結果巡り市議「医師を辞めてしまえ」、小学校医が辞任…「言い過ぎたと反省している」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d7f055034ec3ab942990aefc64de914f7fc9665