「妖怪を追い払えば幸せが訪れる」などと参加者に説くスピリチュアル系のセミナー「本源セミナー」。お笑い芸人のなかやまきんに君(45)が複数回参加していることでも知られる。そんな本源セミナーの“信者”の家族から、被害を訴える声が続々と上がっていることが「週刊文春」の取材で分かった。“信者”の複数の家族が取材に応じた。
本源セミナーによる被害を訴える人が続出
本源セミナーの関係者が語る。
「創始者の女性は手かざし治療などを行う新興の仏教系宗教法人の元信者。彼女が代表の一般社団法人がセミナーを主宰しています」
セミナーの内容は過激だ。身の回りのもの、例えばサントリー製品やポケモンなどが妖怪とされ、捨てるよう指導される。
「セミナーを信じない人は『妖怪人間』で、縁を切るよう促されます」(同前)
そんな謎の妖怪セミナーにたびたび足を運んでいるのが、現在ブレイク中のきんに君だ。「週刊文春」は今年3月にきんに君が変装した姿でセミナーに向かう様子を収めた動画を入手している。
〈人生が楽しくなる〉ことを謳っている本源セミナー。ところが今、「週刊文春」にはこのセミナーによる被害を訴える人から続々と情報が寄せられている。
「事実だとしたら戸惑いを隠せません」
そのうちの1人、母親がセミナーにハマっているというAさんはこう語る。
「家族が崩壊し、最近は地獄のような日々です」
彼を苦しめているのが、「妖怪ビリビリ」と呼ばれる儀式だ。
「自分の不幸の源となっている妖怪の名前をひたすら紙に書いて破り、踏みつけるんです。これが母の毎日のルーティーンになっており、認知症気味の祖母にもやらせている」(Aさん)
きんに君に、続々と寄せられるセミナーの被害について見解を問うべく取材を申し込むと、メールで回答があった。
「『家族が崩壊した』との声は知りませんでした。事実だとしたら戸惑いを隠せません」
本源セミナーとは一体、何なのか。そしてきんに君との関係は……。「週刊文春」がさらに取材を進めると、驚愕の被害を訴える人が次々と現れたのだった。
6月20日(木)発売の「週刊文春」および6月19日(水)正午配信の「週刊文春 電子版」では、本源セミナーの被害を訴える4名の信者家族らの証言を詳しく報じている。専門家が指摘する問題点、きんに君が取材に明かした心境、本源セミナーから来た“驚きの回答”に加え、電子版限定で儀式「妖怪ビリビリ」の動画を配信している。
https://bunshun.jp/articles/-/71517
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