1:名無しさん




パイナップルの果実は花の茎に、ぴったりついた子房が融合した部分に相当しますが、ここにはブロメラインとよばれるタンパク質を分解する酵素(プロテアーゼ)が細胞内酵素として含まれています。同じようなプロテアーゼはパイナップルの果実ばかりでなく、根茎の部分にも含まれています。このプロテアーゼはシステイン残基が反応に関与するチオールプロテアーゼですが、同じ種類のプロテアーゼは、パパイアとイチジクの果実の(細胞内ではなく)白い乳液の中に含まれ、それぞれパパイン、フィシンとよばれています。これらのプロテアーゼはそれぞれの植物体内にあるとき、当然のことながら、植物のタンパク質をほとんど分解しないと考えられています。これらのプロテアーゼは牛肉などの硬いコラーゲンなどに作用し肉を軟化させることができるため、ご質問にありますようにステーキの上にパイナップルをのせる、などの料理が行われています。

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