韓国で行われているボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー(World Scout Jamboree)」で8日、台風の接近を受け、参加者数万人が避難を開始した。これを受け、同国の国会議員が人気音楽グループ「BTS(防弾少年団)」にSOSを出した。
世界スカウトジャンボリーは先週、全羅北道(North Jeolla Province)で開幕。約4万3000人が参加していた。しかし、猛暑による体調不良者が続出した上、衛生環境も劣悪とされた。さらに台風接近に伴い、主催者はキャンプ場の運営を完全に中止し、8日にはソウルと周辺地域に参加者が移動を開始した。
大会をめぐり混乱が続く中、ソン・イルジョン(Sung Il-jong)議員は、現在兵役に就いているBTSのメンバーに休暇を与え、短期間だけ活動を再開させるべきだとフェイスブック(Facebook)に投稿した。
同大会に参加するため世界中から集まり、足止めをされている大勢の10代のスカウトのためにBTSは公演すべきで、「大事な参加者のため、韓国文化の力でスケジュールの穴を埋める必要がある」と主張している。
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