米国の新人ドライバーは「年収1400万円」 日本との格差はもはや絶望的、待遇改善のカギは「トラック大型化」
最初に、実態を確認しておこう。トラックの分類は国によって違うが、日本国内では、集配送が中心の4t、幹線輸送が中心の10t、さらに大型のトレーラーが主な種類である(2t車、軽トラックも重要だが、本稿では割愛する)。
このうち、台数ベースで見て多いのは4tクラスであり、全体の半数程度を占める。その次に多いのが10tである。それよりも大きいトレーラー(トラクタ)になると台数はグッと減り、7%程度しかない。このように、日本の物流は4tクラス中心で、トレーラーが少ないという特徴がある。
米国ではトラックの半数程度がヘビートラックの分類だが、これは主としてトレーラーであり、日本では10tオーバーのトレーラーに相当する。日本の10t車のような箱車・パネルバンのタイプは大型車の主流ではない。いずれにせよ、米国の主流はトレーラーのクラスだということになる。
集配送の4tクラスでは大きな差はないが、幹線輸送のトラックについては
「(非常に大ざっぱだが)日本の2倍の荷物を運んでいる」
といったイメージである。これだけ差があれば給与に差があっても当然だともいえる。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/88669eda8ca6114167e77005225a900589bf3b75?page=2