1:名無しさん


 

発端は、建築家のおおさき氏(@osaki_colohu)が投稿した内容だ。同氏は「ガードレールを車の衝突防止だけでなく、人の居場所として活用する」として、ベンチや机、本棚、緑を組み合わせた「トマリバ(止まる場)」の構想を紹介。複数の計画案を温めていたが、新型コロナウイルスの影響で実現に至らなかったと振り返り、「いつかどこかで実現させたい」と記した。投稿にはイメージ画像が添付され、大きな注目を集めた。

これに対し、Xのコミュニティノートが付与された。ノートは「ガードレールは車両の道路外逸脱を防ぐ『車両用防護柵』であり、人が座るための設備ではない」と指摘。国土交通省の定義やJAFの説明を引用し、「座っている人が車両衝突時に巻き込まれる危険性がある」と警告した。人の滞留場所として整備する場合は、十分な離隔や適切な防護施設が必要だと強調している。

このノートに反論する形で投稿したのが、ものづくり関係の楠木堅曹氏(@Jcjtzg8nJY84616)だ。「コミュニティノートが付いているが、ガードレールと兼用したベンチの例はいくらでもある」と主張。4枚の写真を添え、「安全性を担保しながら街なかを楽しくしたい思いはある。そういった考えは消しちゃダメだと思う」と訴えた。写真には、道路脇に木の座面を取り付けた構造物や、金属枠にベンチを一体化させたものなどが写っていた。

しかし、この投稿にもコミュニティノートや複数の返信が寄せられ、提示された事例の妥当性が問われた。1枚目は建築家・元木大輔氏による「HAPPA BENCH」で、ガードレールに引っ掛けて設置した作品だったが、東京都から撤去要請を受けて撤去されたもの。2枚目の積水樹脂製「エクシーレ」は歩行者・自転車用のP種防護柵で、車両用ガードレールとは異なる。残る写真もガードレールではなく、単なる区画用の柵やベンチだと指摘された。「これらは車両衝突を想定した防護柵の根拠にはならない」との声が相次いだ。