1:名無しさん




7月19日午後、中国・上海市楊浦区の駅構内で、天井から大量の水がシャワーのように噴出する異様な光景が撮影された。乗客らがスマートフォンで記録した動画には、高架ホーム周辺で天井の複数の箇所から水が勢いよく流れ落ち、床に水溜まりができる様子が映っている。背景には高速鉄道車両も確認され、利用客が驚きの表情で周囲を見回す姿が捉えられている。

この出来事は、同日上海市を襲った局地的な豪雨が原因とみられる。楊浦区では短時間に200ミリを超える記録的な降雨量を観測し、五角場周辺で4時間半の累積雨量が212.8ミリ、1時間雨量が104.5ミリに達した。都市部の排水システムが追いつかず、道路は冠水、商業施設への浸水被害も相次いだ。

専門家は「短時間強雨に対する都市インフラの脆弱性が露呈した」と指摘する。上海は中国最大の経済都市として高度な開発を進めてきたが、老朽化した排水設備の更新遅れや、急激な都市化に伴う地表面の透水性低下が課題となっている。「スポンジシティ(海綿城市)」構想で雨水吸収を推進してきたはずの上海市で、今回のような被害が発生したことは、気候変動下での防災対策の強化を改めて問うものとなった。

現地当局は緊急対応としてポンプ車や排水チームを投入。被害は比較的短時間で収束したものの、市民生活や交通に一時的な混乱を招いた。世界人工知能大会(WAIC)の開催期間中に起きたこの出来事は、国際的な注目を集めている。