1:名無しさん




ヒンズー教徒が「聖なる川」とあがめるインドのガンジス川で、巡礼者が沐浴(もくよく)するのは「危険」と地元紙が警鐘を鳴らしている。昨年の政府調査で、最大で基準値の23倍のふん便性大腸菌が検出された地域もあり、汚染が深刻だからだ。しかし聖地の信者たちの危機感は薄い。

中流に位置する聖地、北部バラナシでは川岸に沐浴場があり、多くの信者が水に入ったり口をゆすいだりしている。インドの多数派ヒンズー教徒はガンジス川の水に「罪を洗い流す効果がある」と信じている。

インド紙のヒンドゥスタン・タイムズは3月末、バラナシの調査地点では、100ミリリットル当たり500個という基準値に対し9~20倍の大腸菌が検出されたと報じた。「生活排水が処理されないまま流れ込んでいるのが原因。処理能力は約4分の1しかない」とする地元当局者の話を載せた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30032170R00C18A5CR8000/