1:名無しさん




 発光ダイオード(LED)式信号の普及が近年進んでいる。従来よりエネルギー効率が良く放熱量が少ない分、降雪時は表面に付いた雪が溶けにくい。このため、点灯している色が分からず交通トラブルの原因となることがある。LEDのメリットが、北陸地方などの雪国では思わぬ落とし穴となっている。

 石川県内が大雪に見舞われた二十三日、金沢市内の複数箇所の信号で電灯部分に雪が吹き付けて真っ白になり、表示が見えなくなった。数台の車は赤信号に気付かず通過していった。

 LEDは省エネで電気代が安く、温暖化の原因の二酸化炭素(CO2)も軽減できる。寿命も長く、普通の電球式では西日などが当たると点灯しているように見えるが、LEDはその心配がないなどメリットが多く、全国で普及が進む。一方で、付着した雪がなかなか溶けない。北陸では電灯の上に雪よけの傘がついているが、横なぐりの吹雪になると意味がなく、注意が必要だ。

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