これね、勘違いする身体科医師がいそうなんだけど、精神科で特に神経症領域の患者の場合、「治療構造」がすごく大事なので、夜中にリスカをしたら精神医と話せた、としてしまうと治療構造が崩れて治療関係が成立しなくなったりするのだ。 https://t.co/LeZaGLavpa
— ☘️ながし☘️ (@Pnagashi) June 29, 2025
精神科の診療には、内科や外科といった身体科の診療とは異なる、独特の「構造」や「枠組み」があります。これは、単に治療の形式ではなく、治療効果を高めるための重要な「治療の土台」として機能しています。
たとえば、精神科の診療では、「時間」「場所」「料金」といった診療の基本的な要素があらかじめ明確に設定され、それを守ることが前提とされます。これは患者にとって、「いつも同じ条件で」「同じ場所で」「同じ人物と話す」という一貫性が、安全で信頼できる治療空間をつくるうえで不可欠だからです。
また、精神科では原則として、身体的接触を行わないという大きな違いもあります(ただし、血圧測定や採血など医学的必要がある場合を除きます)。これも、治療の場を身体的な診療とは一線を画した心理的・言語的な空間として保つためです。
こうした非日常的な「治療空間」に身を置くことで、患者は日常生活や社会の中では話すことができなかった「秘密」や「記憶」に向き合うことが可能になります。ときには、本人が長年にわたって無意識に抑圧してきた記憶や感情が、診察中に浮かび上がってくることもあります。
そのため治療者には、「自己開示を最小限にとどめること」や、「診察室の外では患者と接触しないこと」などの倫理的なルールが課されます。治療者が自らの情報をむやみに語ったり、患者と私的に関わったりすることは、治療の枠を壊してしまい、患者が治療に安心して臨めなくなる恐れがあるのです。
これらの「枠」や「構造」は、あえて例えるなら、格闘技のリングを囲むロープのようなものです。リングのロープは、選手が試合に集中するための境界線であり、柔らかくも跳ね返す力を持っています。多少の揺れや隙間はあっても、それがあるからこそ安心して中で戦うことができる。精神科の治療構造も、患者が自分自身と向き合う「内的な試合」を安全に行うための、目には見えない大切な「ロープ」なのです。
https://www.ginzataimei.com/knowledge/%E3%80%8C%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%80%8D%E3%82%84%E3%80%8C%E6%9E%A0%E7%B5%84%E3%81%BF%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF/
じゃ、どうしたら良いかって?
— ☘️ながし☘️ (@Pnagashi) June 29, 2025
淡々と処置して帰らせてください、なんだな。
単純な疑問なんですが、夜中にリスカしたら何回でも病院で処置してもらえた、と言うのは治療構造に影響はないのですか?
— もふふも (@mfmfdrfan) June 29, 2025
影響はないですねぇ。
— ☘️ながし☘️ (@Pnagashi) June 29, 2025
身体科の先生、基本的にそこは線が引ける先生が圧倒的ですから。
そうなんですね、あまり線引き意識して救急車応需してないもので少し不安になりますが…
— もふふも (@mfmfdrfan) June 29, 2025
うっかり縫合しながら踏み込んじゃうと、結構酷い目に遭いますが、皆さん、必要な処置を淡々としてくださるでしょう。それで良いのだと思うのですよ。
— ☘️ながし☘️ (@Pnagashi) June 29, 2025
そこで、なんで切ったんだとか、背景に踏み込んだりしないでしょう?叱りもせず、ほったらかしにもせず、必要な処置だけやって帰してくださる。
仰る事は正しいと思いますが、治療に繋ぐには他科と同様に「後日必要なら精神科を受診してね」で良いんでしょうか?
— ディレッタンティズムの倫理と聖霊の働き (@PhlebotomeH) June 29, 2025
中には次にもっと大胆な自傷行為をする患者も居ますよね。それで患者が死んだらやはり初療医も精神科的観点での責任は免れないと感じます。心筋梗塞見逃して患者殺したのと同じです。
それで良いと思いますよ。
— ☘️ながし☘️ (@Pnagashi) June 29, 2025
親身になってもやめないです。
冷たくしたから派手な自傷をするわけでもないので。
おっしゃることすごく良くわかりました。
— Foobirds (@cinnamondiary) June 29, 2025
淡々と。心に銘じます。
リスカなんて自費一択の筈なのに。
— みけぬこ (@Vdf9sYE5JHzpfa1) June 29, 2025
死ぬ気はない!
生きてることを感じたい!
こんな理由でリスカしてる人知ってる。
先生方が大変過ぎる。
コンサルすると色々聞き取ってすごい長文のカルテを書いてくれる精神科の先生が、「逢わないのも治療のうちです」と頑なに時間外には対応しなかったのはそういうわけでしたか。
— KT100SD (@kt100_sd) June 29, 2025
八百屋お七みたいな😭😭😭😱
— takeshi (@takeshi86596712) June 29, 2025
そりゃそうなのかもしれないが、看護師が「精神科が対応してくれないからせめて内科当直で何かできませんか」って電話かけてくるのを止めて貰えると助かります
— るかれ (@resptom2020) June 29, 2025
目から鱗T.T
— BLAUE (@ofyMHlcI0rYicNi) June 29, 2025
リスカした事に成功体験を与えないと言う事なのでしょうか?
— あらし⋈ (@u72pOOIrn46550) June 29, 2025
過去の対応が間違ってなかったと確認できて良かったけど、逆に言うと今まで誰も教えてくれなかったのも事実。
— 鎖蛇 MD, PhD (@kemushininja) June 29, 2025
精神科医の先生方、出来ればその「ER身体科は淡々と対応が望ましい」を広く啓蒙してくれませんかね。
まぁ、それで済めば良いけど、その患者の対応をなぜか普通の医師がやることが多いと思う。
— pollyanna (@runatikkuman) June 29, 2025
結局、精神科医って仕事押し付けてるだけだと思う。
夜中にリスカしたら普通に救急病院で治療してもらえたってなるんじゃないの。