1:名無しさん


万博延期論で物議を醸しておきながら、大臣記者会見で記者さんの質問にお答えしたのみでしたので、経緯を書かせて頂きます。

私は、被災地復旧も万博も完璧にやり切る事が、日本の名誉を守る為には必要だと思っていました。

ところが、万博会場と被災地の両方に対応中のゼネコン、住宅関連事業者、北陸に拠点を置く建設会社など数社から、配電盤を始め資材不足や人手不足で困っておられる事や万博延期を希望する旨のお声を伺い、心配で眠れなくなりました。

先々週16日、総理に面会し、事業者から伺った窮状と経産省から伺った万博の準備状況をお伝えした上で、被災地復旧と来年4月の万博開催の両立には強い不安を抱いている事を話しました。仮にドバイ万博の様に開催を1年延期するような事になると、総理にしか判断できないレベルの大きな話ですから、「総理の御決定には、従います」とも申し上げました。
また、閣僚としては万博は所管外ですから、閣僚公務ではなく、議員政務で総理にはアポ入れをしました。官邸ロビーで総理面会用件を尋ねられた記者さん達には「災害関係ですが、所管外案件なので政務です」とだけお答えしました。

先週26日、総理から電話を賜り「被災地復旧に支障が出ないよう、配慮する」と仰って頂きました。22日には総理が経産大臣に対して被災地復旧の資材が不足しないよう対応するべく指示をして下さっていた事も知り、感謝の気持ちで一杯でした。

16日に総理とお話した内容を、急遽、27日に自ら公表しなくてはならなくなった事情は、1人の記者さんが何故か会話内容の情報を掴んでおられ取材電話が入ったからです。1社のスクープになると他社の後追い取材が続き、総理にも政府全体にも与野党の皆様にも大迷惑をかける事になりかねません。

今週の本会議で、万博は予定通り(来年4月開催)との総理答弁がありました。
経産大臣には大変な御負担をかける事になりますが、被災地復旧に必要な資材不足・資材価格高騰や人手不足で困る方々が出ないよう、引き続きの御尽力をお願い申し上げたく存じます。