1:名無しさん




中国陝西省西安の路上で30年にわたって路上で自家製パンを販売していた67歳のフー・デジさんは、できることならそろそろ楽な生活を送りたかった。

ところが、実際には今、年上の妻とともに北京の外れまで出向いて午前4時から毎日、弁当調理の仕事をこなした後、1時間以上かけて市内中心部のショッピングモールに移動。13時間も清掃業務に従事している。そこでの収入は毎月4000元(552ドル)だ。

フーさん夫妻や、この先10年で退職年齢に達する農村からの出稼ぎ労働者1億人の多くにとって、こうした激務が嫌ならば田舎に戻り、小さな畑と毎月たった123元(17ドル)の年金で暮らすしかない。

モップがけをしながら取材に応じてくれたフーさんは「誰も私たちの面倒を見られない。二人の子どもに負担はかけたくないし、国は(少額の年金以外)ビタ一文も恵んでくれない」と明かした。

フーさんたちは、前世紀末に農村から都市に大挙やってきてインフラ建設や工場労働に携わって中国を世界最大の輸出国にした世代だ。だが、人生の終盤になって生活水準が大幅に低下するリスクにさらされている。

https://jp.reuters.com/world/china/UYFTY777MNMO3OOE7IJLHXTNSA-2024-05-11/