1:名無しさん




・参考:九州歴史研究会の著作

大友記の翻訳と検証

江戸時代に書かれ1997年を最後に活字刊行の止まった大友宗麟の軍記物 大友記を現代語訳し,帆足万里先生から「誤りが多い」と評された本ながら現在でも宗麟の逸話の根拠として引用されることが多く、宗麟の誤った情報が流布する原因となっているので一次史料から内容の正誤を検証しました。

現地写真や現地確認事項を交え、宗麟発給書状、八代日記、巡察師ヴァリニャーノの日本巡察記、フロイス日本史、増補訂正編年大友史料などの一次史料のみを正誤の判断基準として、 内容が誤っている部分には下線を引き、一次史料とどう違うのかを解説しています。 また九州治乱記や北肥戦誌などの他の軍記物へ本書の誤りが他の軍記物へどう伝わったのかも紹介しています。

また国土地理院の航空写真や年表を使い、大友宗麟の悪行と言われている逸話の殆どが江戸時代の物書きによる誤解や捏造によるものであることが分かるよう補足説明をしています。 登場人物は可能な限り人物紹介欄を設けています。

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