1:名無しさん




メキシコを代表する果物のひとつに「TUNA(トゥナ)」があります。これはウチワサボテンの実で、果実だけでなく葉の部分も「ノパル」と呼ばれて食用にされます。ノパルはやや酸味があり、粘り気を持つのが特徴で、スープをはじめさまざまな料理に活用でき、現地の人々に広く親しまれています。

トゥナの収穫は夏の盛りである7月から9月がピークで、この時期にはスイカと並んで、暑さと喉の渇きを癒やす存在です。品種は多彩で、緑、赤、黄色といった色合いがあり、果肉には硬い種が多数含まれています。種はそのまま飲み込むか、口から出しますが、メキシコでは飲み込む人が多く、日本のアケビを思わせる食べ方です。果肉はジューシーで、爽やかな甘みが魅力です。

また、トゥナはアイスクリームやジェラートにも加工され、これも人気があります。ジュースにすることも可能ですが、多くの果実が必要なためあまり一般的ではありません。価格は非常に手頃で、1個あたりおよそ30円ほどで購入できます。

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