滅びの呪文「バルス」は暴落の合図 詐欺グループ、アプリを操作か
外国為替証拠金取引(FX)への投資をかたって現金をだまし取ったとして、警視庁は27日、職業不詳の男(26)=住所不定=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。同庁は、男が投資家向けアプリの表示を改ざんして利益が出ているように信じ込ませる方法で現金を詐取するグループの一員とみている。このグループをめぐってはすでに11人が逮捕されている。
捜査2課によると、男は昨年7月、架空の投資会社「オーシャンプロジェクト」の社員を名乗り、神奈川県の40代男性に電話。「月利は10~15%」などとうそをつき、FX投資名目で約500万円を詐取した疑いがある。同課は認否を明らかにしていない。<中略>
捜査関係者によると、グループ内のSNSを解析したところ、暴落の前に「バルスお願いします」とのメッセージが残されていた。「バルス」はアニメ映画「天空の城ラピュタ」で、主人公たちが滅びの呪文として唱えるせりふ。暴落を意味する隠語として使われていたとみられるという。
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