▲韓国統一部(省に相当)の2022年カレンダー。4月15日には北朝鮮の故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生日が赤い文字で表記されている。
韓国統一部(省に相当)が発行した2022年のカレンダーに北朝鮮の朝鮮人民軍創建日や故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日(光明節)などが赤い字で表記されていることがわかった。韓国の保守系野党・国民の力は「どこの国の政府か」とした上で、問題のカレンダーを全て回収することと、統一部長官の謝罪を要求した。これに対して統一部は「職員が業務を行う際に参考とするため」と釈明した。
統一部が制作した来年の卓上カレンダーの2月をみると、火曜日の8日に「北、朝鮮人民軍創建日(48)」、水曜日の16日に「北、金正日誕生日(42)といずれも赤い字で記載されている。韓国で最大の祝日となる2月1日の「旧正月」と同じ赤い字だ。カッコ内の数は朝鮮人民軍が創建された1948年と金総書記が生まれた1942年を意味する。一方で2月10日の「開城工団全面中断発表(16)」「北、核兵器保有宣言(05)」、12日の「北、3回目の核実験(13)」、19日の「南北基本合意書発効(92)、韓半島非核化共同宣言発効(92)」などは黒字で表記されている。
故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生日も4月15日に赤字で表記されている。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の誕生日も1月8日に「北、金正恩委員長誕生日(84)」と表記されているが、金日成・金正日とは違い黒字で書かれている。9月9日の「北、政権樹立日(48)」は赤字だった。
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