日本屈指の乗降客数を誇る、JR中央線。その沿線で10月12日朝、大規模な運転見合わせが発生した。
沿線に住む30代男性がため息をつく。
「8時半ごろ、会社に行くため乗ろうとしましたが、20分ほど前から止まっていたようです。ただでさえ通勤ラッシュの時間帯はすし詰めの中央線なので、最寄り駅は大混乱。駅から出ようとする人・入ろうとする人がおしくらまんじゅうになり、身動きできませんでした」
運転見合わせの原因は、JR武蔵小金井駅で起きた人身事故。40代と見られる男性がはねられ、死亡したという。運転が再開されたのは午前9時半ごろ。通勤ラッシュの時間帯を直撃しただけに、大混乱となった。<中略>
しかし、ことはそう単純ではないと、大手鉄道会社社員が分析する。
「JR中央線は複雑に分岐する路線で、区間によってダイヤが異なるうえ、特急や休祝日専用の快速などが入り混じり、実に多様な車両が走っています。電車によってドア数が異なることから、ホームに一律の柵(ホームドア)を設置するのは難しいのです。
東急線などホームドアを設置できている路線は、延伸先も含め、同一のドア数の電車しか走っていないことが功を奏しています。車両のドア数が異なる場合でも設置できるホームドアも開発されてはいますが、区間が長く、古い駅舎も多いJR中央線では、すぐに導入はできないでしょうね」
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