ザクセン=アンハルト州の議会選挙で極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が第1党の座を獲得しましたが、単独過半数には届きませんでした。
— ドイツ大使館🇩🇪 (@GermanyinJapan) September 8, 2026
地方選挙は地域の課題に影響を与えるものです。外交・通商・安全保障政策はベルリン(連邦政府)が決定します。🇩🇪は安定した民主主義国家であり続けます。 pic.twitter.com/4SZGnsqAef
「激震」、「社会政治的な大変動」、「ドイツのこれまでの流れを変える分岐点」――。政治アナリストや多くのメディアはこぞって、そう形容した。
これは、ドイツ東部で6日に行われた州議会選挙で、移民排斥を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が劇的な勝利を収めたことへの反応だ。果たしてこの反応は、大げさなのだろうか?
州議会選挙が行われたザクセン・アンハルト州は、広大なドイツを構成する16州の中でも特に規模が小さい。全国の有権者5900万人のうち、同州の有権者はわずか170万人だ。
しかも今回の選挙で、AfDは単独過半数にはわずかに届かなかった。それでは、同州の有権者の意思は、一体どこまで重要なのか?
「非常に重要」というのが、その答えだ。
何よりもまず、ドイツ国内において大きな意味を持つ。
今回の選挙は州レベルのものだが、その影響は国政にも及ぶ。AfDが圧勝したことで、すでに苦境に立たされている同国の中道連立政権は、これまで以上に圧力を受けることになる。支持率が著しく低い保守派のフリードリヒ・メルツ首相にとっては、政治生命にとどめを刺す一撃になるかもしれない。メルツ氏はかねて、AfDの人気を失墜させると約束していた。
欧州は今、危機に直面している。ロシアの侵略やドナルド・トランプ米大統領の怒りに任せた関税措置、中国による経済的脅威などを抑え込もうと、欧州は苦慮している。そうした中でドイツの与党が政治的苦境に立たされるとあっては、欧州連合(EU)で最も影響力のあるドイツはますます立場が弱くなり、欧州全体の課題に気が回らなくなってしまう。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c624g1xqp98o
