1:名無しさん



・記事要約

高市氏は決選投票で29票差をつけ、第29代自民党総裁に選出。奈良県出身で、かつて神戸大学に通うため6時間かけて通学していた苦学の経験を持つ。会見では、「自民党議員には馬車馬のように働いていただく。私自身も働いて働いて働いてまいります」と述べ、強い決意を示した。

この発言に対し、批判的な見解を示したのが、タレントで社会派芸人として知られるたかまつなな氏だ。自身のSNSで「総裁としてふさわしくない発言だと思う」とコメントし、ワーク・ライフ・バランスの意義を軽視してはならないと指摘した。

一方で、高市氏の発言は「家庭の事情を踏まえた上での覚悟」と受け止める声もある。高市氏の夫である山本拓氏は、衆議院選挙落選後に脳梗塞を発症し、現在は右半身麻痺の後遺症が残るとされる。介護と政治活動を両立させる中での発言には、個人的な背景があるとみられる。

奈良県大和郡山から6時間かけて神戸大学に通ったという高市総裁の学生時代は、まさに“働くことの厳しさ”を身をもって知る日々だった。一方で、フェリス女学院から慶應義塾大学に進学し、現在は教育系の企業を経営するたかまつ氏は、国の助成金を活用しながら活動を続けている。立場や経験の異なる二人が「働き方」を語るとき、その言葉の重みや背景には、自然と違いがにじむ。

たかまつ氏は現在、教育事業を手がける「笑下村塾」を運営し、経済産業省の「探究的な学びに資する民間サービス等利活用促進事業」から助成金を受けている。この制度は、学校現場の業務負担を軽減するための「働き方改革支援補助金」の一環で、IT技術を活用した教育支援を目的としている。

ただ、この助成金をめぐっては、民間企業の営業活動にも資金が流れている点を問題視する声もある。2024年度の補正予算では約2.8兆円が投じられ、制度の在り方や使途の透明性が問われている。 高市氏はこれまでも「補助金や助成金の整理」を掲げており、今後の政策方針次第では、こうした民間支援策の見直しも想定される。

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