ある国立大学の一年生に、仏語を勉強したいかどうかというアンケートをしてるが、次のような解答がここ数年間で増えている。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
「フランスに関する一番のイメージは差別が多いということです。私は言語を学ぶのが好きなのですがこのようなイメージもあり、(仏語は)勉強する気が進みません」
フランス語学習者が減っている。最近様々な機会で聞く言葉である。実際フランス語検定試験の受験生も減っている。私の勤める法政大学でもフランス語履修者はじりじりと減っている。実は大規模校でありながらフランス語を専攻とする学科はない。多くの学部では選択必修として一年次と二年次で諸語(本学では英語以外の言語をいかにもその他もろもろと言ったふうにこう呼ぶ)を学ぶことになっている。学部によっては一年次のみの履修となっている。国際文化学部ではSA(Study Abroad)と称して二年生の秋学期に外国の協定大学に留学することが卒業要件になっているが、三年次以降、SA言語を軸にした履修上の縛りはない。
アンケートや雑談を通して気づいたことがある。英語以外に外国語をやりたいと思っている学生はかなり多いということ。フランス語履修者の学生の中には、負担感を抱く者がいること。特に動詞の活用や文法の複雑さ、発音の難しさを訴える学生が目立つ。他方フランス語の勉強を課さないフランス文化に関する授業は人気を保っている。もっとも単位が取りやすいからという理由もあろうが…また三年生以上を対象とした派遣留学制度(出願資格として仏検、DELF/DALF、TCFの成績を設けている)に関してはフランスの大学志望者の数は安定している。さらに国際文化学部のSAの行き先別特別入試では、フランス志望の応募者が他の諸語に比べて毎年多い。どうやらフランス 語の学習は、一部の思い入れの強い学生が熱心にやる反面、外国語の学習に特に興味のない学生にとっては大きな負担になっているようである。
https://apefdapf.org/dapf/courrier/%E3%80%8C%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%9E%E3%82%92%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%81%A8%E3%81%AF
「お高くとまっている遠い国のマイナー言語なので学習する意義がないと思います」。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
逆に、「芸術の国なので、1度行って、美術館や料理を堪能したいです」と言う声もまだちらほらはありますが、少数かな。
Une enquête auprès des étudiants d’une université japonaise montre une hausse de réponses comme : “La première image que j’ai de la France était celle d’un pays où il y avait beaucoup de discrimination. Cette image m’empêche de me lancer dans l’apprentissage…”
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
Dommage.
このアンケートは、リアクションペーパー的なもので10年間やってます。大雑把ですが900人ぐらいの回答のなか、十年前には差別のことを述べる子は皆無でした。ここ三年ぐらいの現象です。逆にフランコフォニーに興味ある、ボランティアに役立つ言葉なので学びたいと書いてくる子もいます。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
わたしはフランス🇫🇷語を第二外国語で学んで良かったと思います。ロマンス諸語に興味が湧き、ラテン語まで視野に入れたことが数十年の英語教員人生の大事な基礎になりました。現在教員養成課程で担当している英語学概論でもフランス語の事例をたくさん入れています🇫🇷
— 小河園子@学校を元気にする英語教師 (@sono_english) June 27, 2025
実用だと🇨🇳🇪🇸優勢ですが教養は🇫🇷
小河様、拝復御礼。これは教養学部の子たちによいアドバイスになりそうです。ありがとうございます。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 27, 2025
なるほどフランスと言えば、芸術、哲学、グルメでもなく《差別》なんですね。
— 姉小路りつ子 (@konarits) June 26, 2025
アングロサクソン国と比べると本当だと思います。ただユダヤ人にとってはとても寛容。理念上のライシテもありいろいろ考えさせられる。にむら先生はどう説明なさるのでしょうか。。😲
姉小路お姉様。それがですね、なんとも、どう説明すべきか悩んでるんです。どうかお助けを! おっしゃる通り、ユダヤ系には寛容かもしれません。また、世代の格差、社会出自の格差もあるかと。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
ということは、他言語を勉強したいと思う学生が増えているのでしょうか。インドネシア語、ベトナム語など、日本にも多く住む人のことばを学習する人が増えているのなら少しいいなと思ったのですが、、
— sanae (@sanaemizushima) June 26, 2025
はい。これは違う大学のアンケートですが、複言語主義の講義をしたときに、「先生、理想と現実は違います。英語ですらマスターしてないのだから他の言語は不用です」と書いてきた学生は半分ぐらいいました。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
観光で1週間行きました。とても優しくして頂けて地下鉄チケット購入で困ってたら通行人が来て教えてくれたしいろいろ良い事が多くて大好きな国になりました。
— いぶすき映画祭 (@ibusukifilmfes) June 27, 2025
事前に聞いていた英語は通じないも嘘でした。
指宿好きです❤️ かつては、フランスでは、英語も他の言語も差別ない言語として教育しており、第一外国語ではなかったとおもいます。2008年から英語が必須になったと思うので若い世代はしゃべりますよね!
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 27, 2025
フランス語をマイナーて…
— 本を読め (@read_a_book2122) June 26, 2025
公用語じゃなかったっけ?
まあ、高校で英語しかやらないし、世界史選択する人も少ないからでしょうね。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
差別が多いの根拠も聞いた方がいいですね。自らの体験なのか、メディア等で聞いた話なのか興味深いです。日本の古い世代はフランスにはある種の憧れがあったのですが、今の若い人の方が冷静なのかな?
— naruhikosaito (@naruhikosaito) June 26, 2025
こんにちは。聞きかじりのイメージだと思います。一年生さんたちなので、ネットの情報だと思います。おそらくはインフルエンサーだと。機会あれば今度尋ねてみるつもりです。
— にむらじゅんこ 二村淳子 (@junquo1) June 26, 2025
フランスにいた時、フランス人がベルギー人を小ばかにしたジョークを連発するのに遭遇しました。
— Katsumi (電子工作好き・KP.2ワクチン接種済) (@kats_me) June 26, 2025
イギリス人も外国人の英語の訛りをジョークにしますが、こちらは方向が全世界に。
フランスでのそれも、同じフランス語を母語とするベルギーに向いているのでしょうけれど、ちょっと気にはなりました。
アフリカのフランス語圏に関心がある人も少ないのでしょうね。
— ブラザーエイダルフ (@BrotherEadulf7) June 26, 2025
海外鯖メインのゲームとかだと、外国語が自動翻訳で日本語訳されるのですが、コチラがアジア圏だとわかる名前(漢字やひらがな)とみるや差別発言とか飛び交ってきますね。。
— とり (@zisenn) June 26, 2025
中でもフランス率が高いのが辛い。
最初は翻訳機能が悪いのかと思って気にもとめなかったけど、イギリスの方がレイシストだなんだと怒ってくれた事で差別を受けたのだとショック受けたことに対して、少なからずこういう事に合うのは国際交流なんだと慰めてくれた事も加えておきます
— とり (@zisenn) June 26, 2025
沈黙の艦隊という漫画の一場面で、仏大統領ピエール・モルガンが米大統領に英語での首脳会議を提案されての一言「英語などという記号に等しい粗雑な言語を私に喋れというのかベネット!」
— 福沢油基地 (@yukichi_BACE) June 26, 2025
こんなイメージですかね
北アフリカに派遣されるのでフランス語をやるハメになった私です。(フランス本国には全く興味なし) ただ、北アフリカ・西アフリカは仏語圏で、結構大きな地域なんですよね。日本からはとても遠い地域ですが、魅力的な文化も有りますし、フランス語をやらないのはもったいないですねぇ……。
— 虹のパパ黒山羊 (@kuro96yagi) June 26, 2025
フランスという国の魅力があまり無くなっているのは事実だと思います。共通語としてのメリットもほとんどなくなりましたし。英語を学ぶ人は別にイギリスやアメリカが好きだからではなく、共通語としての選択かなと。
— パリババ2号 (@Yukfra) June 26, 2025
差別はぶっちゃけどこの国にもあるし、勿論うちの国にもあるが、
— 二藍 (@yomemaborosi) June 26, 2025
正直パリ五輪での印象は『五輪という世界的なイベントでさえ、建前だけでも平等を装うことも出来ない国』だった
ちょっと運営の差別心が剥き出し過ぎた。
アジア勢に頻繁した誤審はあからさま過ぎる。
柔道のあれに至っては最早ギャグ
ここから分かるのは「パリオリンピックはフランス人が世界に伝えたかったメッセージを的確に伝えられて大成功だった」ということじゃないですかね
— まさろー (@jojo1682abc) June 26, 2025