1:名無しさん




 (3)学術会議の活動について

・学術会議の活動の中で、メンバーの所属学会に無理やり自分たちのシンポジウム(一般公開が義務付け)を押し込んでくる慣行があります。事実上無審査で採用せざるを得ません。 これは学会の運営負担や研究活動としての価値の重視(このシンポのために若手の報告が不採択になる例もあります)の観点から、メンバーでない方々にとっては否定的に理解されています。

・提言活動についても、そうした活動を望んでいない研究者の意向はまったく考慮されていません。学術会議でなく、専門的な学会レベルで行う方がよいものもございます。若手研究者の待遇改善の具体策や、研究者養成における経済的弱者への支援については、きわめて消極的です。

 以上のように、メンバー個人については別として、学術会議のあり方については強い疑問を持ち、今回の政府との対立を冷ややかな眼で見ている研究者は少なくありません。しかし、人間関係などを考慮して、顕名で発言することはできません。当方も名前を出すことはできません。

 東京大学新聞がジャーナリズムを尊重されるならば、既存メディアで描かれる政府対学術会議・研究者という争いの構図では解けない問題があることを是非報道してください。

https://www.todaishimbun.org/komabasciencecouncil_20250611/