1:名無しさん




■備蓄米「今後は納めない」農家メリットなし

 そうしたなか、浮上しているのが「放出した分の備蓄米を今後、確保することができるのか?」という懸念です。

「今年は備蓄米に取り組まない。普通の主食米の方を増やすということで出荷予定契約を出した」

 こう話すのは、コメ農家の鈴木昭栄さんです。8年前から生産の一部を備蓄米に回し、コメ不足だった去年は例年の180俵の2倍、360俵を国に納めました。

 しかし、コメの値段が高騰し、事前契約で価格が決まる備蓄米との金額差が大きいことから、今年は備蓄米を納めないことを決めました。

「1俵につき7000円の差がついている。(去年までは)7000円くらいの赤字でも備蓄米を出していた」

 鈴木さんは、今回の放出が本来の備蓄米の趣旨に沿ったものではないことにも疑問を抱いています。

「古米、古古米、古古古米まで放出してますから。そうなって本当に万が一、有事があったらどうするんだろうって。協力したいとは思いますけど、国自体がこの後の備蓄米をどうするか全然話していないから。こんな状態では(備蓄米は)出せないなというのが本音」

https://www.youtube.com/watch?v=B6mL97-ekCs