キジが国鳥になった経緯を自分が書いた文書を転載します。
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
日本の国鳥はキジ。じつはこれ、日本政府が法律で公式に定めたものではない。昭和22年3月の日本鳥学会第81回例会で国鳥を制定しようという提案あり、多数決の結果、キジに決まったという。続く
第1回バードーデーのつどいに関連して、文部省が日本鳥学会に選定を依頼した。
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
この例会の様子は、高島春雄氏が1948年発行の日本野鳥の会機関誌「野鳥」で報告しているので紹介してみたい。まず最初に黒田博士がキジとヤマドリを候補に選んだらと提言。鷹司博士がキジがよいと発言した。続く
他にもハトやヒバリという意見もあったが、大多数でキジが選ばれ国鳥に決定した。高島氏は、ヤマドリを推したが少数で否決。GHQの鳥類学者オースチン博士は、ヤマドリがふさわしいと思ったが意見を言うのを差し控えたという。続く
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
キジが国鳥に選定された理由は、「日本固有種、留鳥、美しい羽色、肉が美味で狩猟に最適、昔から馴染み深い、オスは男性的、メスは母性愛」ということ。狩猟に最適という部分が時代を感じる。続く
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
オースチン博士がヤマドリを強く推していたら国鳥になっていたかも知れない。ちなみにヤマドリの亜種コシジロヤマドリは、日本鳥学会のシンボルバードである。
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
日本鳥学会誌に描かれているコシジロヤマドリ pic.twitter.com/JpND0lON4Q
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
突然失礼します
— きくち真一P@ばん馬道🐮㌠ (@kikuchi_765) May 15, 2025
「鷹司博士」が気になります
摂家鷹司家の方でしょうか
はい、そうだと思います。https://t.co/GG2kDljQRk
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
キジは桃太郎に出てきたのがポイント稼いだか。ヤマドリは「しだり尾の〜」以外の言及が思い出せず。このとき、朱鷺にしておけば、激減絶滅することもなかったかもしれない。#国鳥
— nkbtx(肉球新党スルメ派)。 (@nkbtx) May 15, 2025
昭和28年時点でトキは全国で30羽だけだったので選定されても絶滅回避は難しかったかもしれないですね。
— ドリトル柴田 (@shibalabo) May 15, 2025
鶴だと思い込んでました
— ユキノ・ナカ (@yukikaze19991) May 15, 2025
キジなんですね
ありがとうございます
旧一万円に画かれているのはその為です
— 堀 道楽 (@horidouraku) May 15, 2025
美味いからって聞いた記憶があったけど、合っててよかった。 https://t.co/JT1z2IQiXJ
— 黒井羊太_φ(・_・ (@kurohitsuji2015) May 15, 2025
キジの肉が美味いから国鳥ってのはなんとも即物的と思ったが、逆に疎まれるような鳥だったら気晴らしや憎悪の矛先にされるかもしれないからよく考えたなと思う。
— sio (@sio67414804) May 15, 2025
逆に減ってきたら保護する理由にもなるしな……美味いから。 https://t.co/nBeZtZrMJ3
柴田先生の生きものコラム
— 【講談社の動くズッカーン!MOVE】公式★「恐竜新訂二版」大好評発売中! (@ZUKAN_MOVE) May 15, 2025
国鳥「キジ」の回も公開中✨
国鳥が「キジ」になった裏話も面白いですね!https://t.co/LDx3iwSBI7 https://t.co/4r0NtkqXJ4
>キジが国鳥に選定された理由は、「日本固有種、留鳥、美しい羽色、肉が美味で狩猟に最適、昔から馴染み深い、オスは男性的、メスは母性愛」
— 草履虫おじさん (@7aoeL) May 15, 2025
>肉が美味で狩猟に最適 https://t.co/8gnKk0XgHe
キジが国鳥になった話が面白かった。
— 時雨沢恵一(Sigsawa Keiichi) (@sigsawa) May 15, 2025
国鳥なのに狩猟できるのが珍しいなと思ったら「美味しくて狩猟に最適」も理由に入っていたのか。
そして次点だったヤマドリが選ばれていてもやはり美味しくて狩猟可能だった件。
世界広しと言えども国鳥を合法的に狩れる国は他にない(らしい)。 https://t.co/m4rfgE7yHs
追記
— 時雨沢恵一(Sigsawa Keiichi) (@sigsawa) May 15, 2025
キジは田舎を走ったり山の中に行ったりすれば頻繁に見るけど(今の時期は特にケンケン派手に鳴いてる)、ヤマドリは簡単には見られないので、キジの方が相応しかったのだろうなあとは思います。桃太郎にも出るし。
補記・エミューが、オーストラリアの(非公式ではあるが)国鳥とのこと。そして美味いらしい。
— 時雨沢恵一(Sigsawa Keiichi) (@sigsawa) May 15, 2025
なお、増えすぎたエミューの駆除に軍隊まで出して戦った「エミュー戦争」というのも起きている。https://t.co/pQVv4FoN4C
タンチョウヅルやトキでもよかった。
— kn1986riao (@kn1986riao) May 15, 2025