1:名無しさん




鉄中毒の症状

重篤な鉄中毒では、通常、過剰摂取後6時間以内に症状が現れます。 鉄中毒の症状は典型的には5段階で発生します。

第1期(過剰摂取後6時間以内):嘔吐、吐血、下痢、腹痛、易刺激性、眠気などの症状が現れます。中毒が非常に重篤な場合は、呼吸や心拍が速くなり、昏睡、意識消失、けいれん発作、低血圧が起こることがあります。

第2期(過剰摂取後6~48時間):患者の状態が改善したようにみえます。

第3期(過剰摂取後12~48時間):重度の低血圧(ショック)、発熱、出血、黄疸、肝不全、代謝性アシドーシス、けいれん発作が生じます。

第4期(過剰摂取後2~5日):肝不全が発生し、ショック、出血、血液凝固異常で死亡する場合があります。血糖値が下がることもあります。錯乱や反応の鈍化(嗜眠)または昏睡がみられることもあります。

第5期(過剰摂取後2~5週間):胃や腸が瘢痕によって閉塞することがあります。胃や腸の瘢痕は、けいれん性の腹痛や嘔吐の原因となります。 後に、肝臓に重度の瘢痕化(肝硬変)が起こることもあります。

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https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/25-%E5%A4%96%E5%82%B7%E3%81%A8%E4%B8%AD%E6%AF%92/%E4%B8%AD%E6%AF%92/%E9%89%84%E4%B8%AD%E6%AF%92