役員の総退陣
「信頼をがばっと取り戻すために、大きなことをやらなくちゃいけないときに、ちまちましたことばかりです。たとえば全役員、取締役の総退陣と役職降格です。管理職は全部40代にすればいいんです。
こんな年寄りばっかりが管理職で、意味がない。僕ら50代の社員は40代のサポートに回ればいいんですよ。新しい時代つくるのは40代、50代でしょう。こんな年寄り連中が、ああでもないこうでもないと言っている暇があるんだったら、そういうこと言って『アピール』してほしいと思っています。
じゃないと僕たち本当に生活できないですから。家族をもって、生きるか死ぬかの話しているときに、『再生委員会』なんてちゃんちゃらおかしい。できることやっていく? 明日の生活がどうなるかみんな不安なんですよ。ドラスティックに、視聴者と株主とスポンサーに対して、フジテレビは変わるんだな、真剣だなと思わせないといけないときでしょう?」
この社員の発言には、大きな拍手が沸き上がった。嘉納会長は
「言っていることは正しいと思う。そういう面もある。今は言えないけど、そういうこともひとつの柱としてはあると思います」
と言葉を濁した。すると、別の社員がさらにこう質問した。これまた役員退陣の話だ。
「再生委員会、改革委員会って港社長はおっしゃっているのは、もう事実上経営者の方々は総退陣を決めておられて、次の体制に向けて委譲して託していくというお気持ちで立ち上げられるという理解でよろしいでしょうか?」
と尋ねると、経営陣は、「体制にかかわる、ということではないです」と回答。「じゃあ、経営者は引き続きいまの経営陣で続けていくということですか?」と重ねて問うても、「そういうことは言っていません」と返されたので、この社員は以下のように畳みかけた。
「ではそこはどうなるんですか? この週末には、CMがゼロになってAC(の広告)だけになるかもしれないという状況で。
社員のほとんどが、日枝さんも含めて経営陣が総退陣すべきと思っているし、皆そういう風に話をしています。対外的に、総退陣して次に行くと言っていただかないかぎり、第三者委員会のことくらいでは、大手のスポンサーさんをはじめとして関係先には、理解をいただけない。
われわれ社員だけではなく、スポンサーさんや関係会社に対する「アピール」を明日の朝イチ、午前中にでもしていただかないといけない。別に退陣表明といっても、手続きもあるから、今すぐやめるわけじゃないんですから、リリースだけでいい。
リリースされれば、世の中が変わってくるんじゃないでしょうか。今日も中居(正広)さんが引退表明されて、うちだけが取り残されている。古市(憲寿)さんもああいう発言(注・「めざまし8」で日枝氏ら経営陣の退陣を主張)をされた。今日も取締役会も経営会議もあって、メディアも押しかけたと思いますし、ご心労もいかばかりと思いますけれど……」
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https://gendai.media/articles/-/145696
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