1:名無しさん




車いすユーザーの篭田雪江さんには、「ふつう」とは異なる外見のパートナーと一緒に出かける機会があります。行く先々で、奇異の目でみられることもしばしばです。つい先日も、買い出しのため訪れたスーパーで、筆舌に尽くしがたい経験をしたといいます。見た目の違いによって、個人の尊厳が損なわれてしまう社会の現状について、障害者の視点からつづってもらいました。

スーパーでこちらをのぞき見る子ども

半月前のことになる。私とパートナーはいつも行くスーパーで買い出しをしていた。金曜夕方の賑わう店内を普段通りカートを押しながらうろつき、必要な品物を物色していると、妙な違和感を覚えた。

やがて誰かがこちらをちらちら見ているのだと気づき、あたりを見回した。すると少し離れた調味料売り場の前にいる男の子の姿が目に入った。幼稚園年長か小学生になったばかりか、そのくらいの年齢。その子がさっきから私たちをのぞき見ていたのだ。

「ああ、久しぶりにきたか」と軽くため息をついた。外出先で小さな子どもが物珍しそうに視線を送ってくるのは定期的、と言っていいくらいの頻度で起こる。私と同じ車いす使用者など、外から見てわかるハンディのため、似た経験をしたという方も多いと思う。

長年の経験を通じ、そんな子どもたちの行動パターンは、大体似通っていることがわかってきた。例えばスーパーのような店内だと、微妙に離れた距離を保ってのぞき見てくる。棚などの陰に半身を隠しなら見ることも多い。こちらが視線に気づいて顔を向けると、さっと身を隠すか走るかして姿を消す。だがしばらくすると、どこからかまた顔をのぞかせる。視線を向ける。すぐいなくなる。この繰り返しである。

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