1:名無しさん




 弁護側は、「精神障害の影響は圧倒的で、自らの犯行を止められなかった」と犯行当時は「心神喪失」の状態だったため、責任能力はないと主張。

 一方、検察側は、「被告のせん妄(一時的な意識障害)の影響は限定的で、意思決定の自由は残っていた」と責任能力はあったと指摘し、荻野被告に懲役30年を求刑していました。

 9月17日、札幌地裁は荻野被告に「異常な幻覚妄想の圧倒的な影響などで、犯行に突き進んでしまった。管理人に対し強い恨みがあったとは認められない」などとして無罪判決を言い渡しました。

 判決を言い渡された直後、荻野被告は「おかしい、2人の命を奪っているんですよ」と涙を流しながら車いすに座りました。

 無罪判決を受けて、札幌地方検察庁の森田昌稔次席検事は「検察官の主張が受け入れられなかったことは残念である。今後については、判決内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応したい」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/29dbd3f78e73e174f8094021e25934ea66ea126e