1:名無しさん




ドイツの空港税関は世界でも特に厳格で、日本ではあまり知られていないものの、数多くの摘発事例があります。例えば、日本のサッカー選手がロレックスの腕時計を申告しなかったことで摘発されたり、中国人ビジネスマンがミュンヘン空港で25万ユーロ(約4000万円)の現金を無申告で持ち込んだ結果、現金没収と罰金を科されたケースがありました。

2012年には、フランクフルト空港で日本人女性バイオリニストがストラディバリウスを申告しなかったために差し押さえられ、約6億円とされる楽器の関税1億2000万円を求められたこともあります。同年には別の女性バイオリニストの楽器が差し押さえられ、当時のショイブレ財務相の介入で返還された例もありました。また、日本人音楽家が高価なバイオリンの弓を申告しなかったため、罰金を科された事例も報告されています。

ドイツの税関は新規購入品に限らず、過去に購入した高額品も申告対象とするため、事前の申告はプロとして当然の義務とされています。フランスやイタリアに比べても厳しさは際立ち、財政難を背景に今後さらに検査が強化されるとみられています。特に日本人や中国人などアジア人は重点的に狙われる傾向があり、ミュンヘン空港では日本便の到着時間に合わせて職員が抜き打ち検査を行うことも珍しくありません。

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