1:名無しさん




 泳ぐ宝石と一口に言っても、全日本錦鯉振興会によると錦鯉の品種は140種を超えるといわれる。種類はどう分けられ、評価や鑑賞の際には何がポイントになるのだろうか。淡水魚の養殖技術や生態を研究している県の内水面水産試験場(長岡市)の場長、佐藤将(しょう)さん(57)に教えてもらった。

 錦鯉は江戸時代、突然変異で色鮮やかになった食用のマゴイが起源とされ、それらが掛け合わされることで種類が増えてきた。近年は海外との取引が増え、品質保証が重要になってきたことから2022年、主な21種について初めて日本農林規格(JAS)に定義が明文化された。

 代表的なものが「紅白」「大正三色(たいしょうさんしょく)」「昭和三色(しょうわさんしょく)」の3種で「御三家」とされる。大正三色は作出した大正期に「三毛(さんけ)」とも呼ばれたため、今でも三色と書いて「さんけ」と読むことがある。同試験場によると、現在の呼称はJASなどで「さんしょく」で統一されている。

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/515029